「生理的に無理」「生理的に嫌」ってどういうこと?

この記事は弊社の別サイトから、2015年8月4日の記事を移行してきました。

「生理的に無理」「生理的に嫌」ってどういうこと?

俗に「生理的に無理」、「生理的に嫌」と言うことがありますがどういうことでしょうか?

これといった理由もなく、ただ無条件に毛嫌いすることでしょうか?

直感的に嫌いと認識することかもしれません。
キモイ(気持ち悪い)こと?
汚い人?
臭い人?

人によって定義が違うかもしれませんが、

はっきりと認識したくない嫌な面があり見たくない、接したくない、
自分からは努力して仲良くなりたくないということを
都合良く使える言葉かもしれません。


いずれにしろ、嫌なことから目をそらして自分では対処しづらい相手ですね。

それでも自分から距離が取れる相手ならよいのですが、
同じ職場や同じ仕事をしている人で距離を置けない場合は大変です。

仲良くなる努力をしたほうがいいかはあなたの状況におまかせしますが、
仲良くならなくてもよいので、ある程度自分の反応を変えないと気持ち良く仕事ができません。

子どもではないのですから、人として尊重して接する必要があります。


そんなとき対応の仕方のポイントを少しお話します。

●直接自分に危害が加わっていないとか業務に支障が出ていない状態なら、まずはギリギリセーフと思うようにすると割り切ることができます。

●人の噂を他の人と共有することはあまり良しとはされませんが、自分の苦痛を他の人に話すと気持ちも軽くなります。
あくまで「あの人は●●だよね~」と世間話程度の吐き出しにとどめておきましょう。

●仕事する上で支障が出るほど本当に客観的にも酷い場合があれば、上司などに真剣に話してみることが必要かもしれません。

また、セクハラ、パワハラ、モラハラと思えるなら、積極的に他の人や相談部署・機関、専門の先生に相談しましょう。


★当然ですが、特に相手が何も悪いことをしていないにもかかわらず、「生理的に無理」といって一方的に突き放すことはやめましょう。
逆にあなたが悪いことを相手にしていることになります。

生理的に無理でも大人として対応しなければならない

一方的に突き放すのではなく、生理的に無理でも大人としてコミュニケーションしなければなりません。

だから社交辞令が大切ですし、相手を傷つけないために正面から向き合ったクールでサッパリした挨拶も必要です。

社交辞令は、人付き合いを円滑にするための儀礼的なやり取りです。

価値観が多様化している社会で、相手を傷つけずにお互いの関係を円滑にするための大人のツールです。

記事『社交辞令が楽しくなる考え方』ページをご参照ください。


逆に、大人としてサッパリした対応をしないと相手が依存的になる可能性もあります。

中途半端な対応をしていると、相手が「もっと強く言えば気に入られるのではないか?」と無意識的にも思うようになり、余計しつこさが増すかもしれません。

自分の気持ちをスッキリさせるためにも
生理的に無理でも、大人としてコミュニケーションして正面から向き合ったサッパリした挨拶が必要です。