この記事は弊社の別サイトから、2017年11月22日の記事を移行してきました。
三菱東京UFJ銀行が、
2023年度末までに、約4万人の従業員のうち
約6000人削減するというニュースがありました。
厳しい経営が続く中
業務をデジタル化して、スリムにしていく模様です。
ここのところAIの発達により
無くなる仕事、職業がでてくると話題になっています。
そこで勤労感謝の日(記事作成当時)を前に
今後なくなる仕事から対応ポイントまで考察いたします。
過去にも仕事はなくなっている
仕事がなくなる
職業がなくなる
という出来事は今にはじまったことではなく
昔からあることです。
たとえば鉄道、自動車、航空機の登場で
観光、牧畜、競争馬など以外
馬を使う仕事はなくなりました。
主流ではなくなりました。
エネルギー源が石炭から石油に替わると
炭坑労働はなくなりました。
このように、仕事がなくなることはめずらしいことではありません。
余談ですが、死因も時代により変化しています。
馬を使っていた時代は、死因に落馬がありましたが
今は交通事故に替わっています。(弊社『がん治療の心がけ』2008参照)
また、なくなるといっても
ゼロになるわけではない
という意味も含まれています。
仕事は消えはしないが
- 需要が極めて少ない
- 賃金が安い
のように
食えない仕事に変化するものもあります。
僕が経験したことでいうと
自動車用部品を設計するとき多くのメーカーで
CATIAという3DCADを使っているのですが
2002年ぐらいから、CATIA V5というソフトが出始めました。
当時CATIA V5を使えるオペレーターの時給は高かったのですが
現在では時給が下がって安くなっています。
操作できるCADオペレーターだけでは
供給が増えたとき価値が下がるということです。
設計とCADオペは違います。(私は設計まで経験)
新しく生まれる職業
一方、新しく生まれる職業もあります。
パソコンが普及してからIT関係の仕事は、当たり前になりました。
ネットワークが進むとネットワーク関連職、DXが進むとDX関連職・・・
のように、私でも把握できないぐらいIT職が増えました。
数は少ないですが最近ではドローンの登場により、新しい職業が生まれています。
ドローンを操作する人だけでなく、付随した事務、人事、広告などで雇用が増えます。
仕事がなくなる原因
仕事がなくなる原因は主に以下です。
- 技術革新
- 供給過剰
- 価値観の変化
- 法律ができる&改正
今回は最近の動向に関連する
技術革新についてお話します。
今ならAIの発達ですね。
馬が自動車に変わったなら、自動車製造・販売などに関わる職業が発生しますが
AIで自動化すると、人力で仕事していた作業が無くなります。
AIじたいは昔からありましたが
- 精度が上がったこと
- インターネットとつなげて操作できること
で、さらに身近な製品にも活用されていくでしょう。
このAIの発達により単純な作業が自動化されます。
今後なくなる仕事例
以上をふまえて
今後なくなるor減少する仕事例を挙げました。
事務
接客
レジ
受付
販売
電話対応
データ入力
経理業務
製造
倉庫作業など
すでにスーパー・コンビニでセルフレジが導入され、レジする人手を少なくしています。
《追記》コロナ禍もあって直接お客様に対面する、手渡す作業を減らしています。
また、供給過剰も仕事の価値が下がり食えない仕事になります。
士業は、資格に頼ろうとする人が増えています。
美容室、歯科医院、接骨院は、街を見ただけでも多いというのがわかります。
キャリアコンサルタントは、すでに過多になっています。
対応するポイント
対応するポイントは
- とらわれすぎない
- 価値観の変化を受け入れる
- なくならない仕事=人間でないとできない仕事を見つける
人が価値観の変化に追いついていない状態ですので
価値観やスキルの整理、応用、価値観の新たな発見が大切になります。
そのためには
経験の整理からはじめることが定石となります。
弊社のキャリアコンサルティングで整理することができます。
まとめ
資本主義経済は自由競争で動いていますので
- 合理化
- 儲からないものはやらない
- 需要がないものはなくなる
のが原則です。
労働市場も上記の原則が働きます。
仕事は
人と人との関係で成り立つ部分
と
人にしかできない部分
と
合理的に効率的に進める部分
があります。
そのような状況から
自分も周りも満たされる仕事を
見つけて続けたら素晴らしいと思います。
追伸
でもAIが発達すると
本当にターミネーターの世界が
起こるかもしれませんよ。
なぜならニュースで(記事作成当時)
ある外国の軍がAIを使おうか検討していると、放送されていたからです。