この記事は弊社の別サイトから、2017年5月7日の記事を移行してきました。

「ジョハリの窓」とは?

他人からの誤解を少なくするためには

自分が知っている自分(自画像)と
他人が知っている自分(他画像)のギャップを少なくすること
がよく言われます。

そのための方法として、
心理学者のジョセフ・ルフト とハリー・インガムが考案した
「ジョハリの窓」というものがあります。

ジョセフさんとハリーさんの共同だから「ジョハリ」です。

横軸を「自分が知っている自分」 と 「自分が知らない自分」
縦軸を「他人が知っている自分」 と 「他人が知らない自分」
に分けて、4つの窓ができます。

①開かれた窓
自分のことを、自分も他人も知っている

②気づかない窓
自分のことを、自分では気づいていないが他人は知っている

③隠されている窓
自分のことを、自分は知っているが他人は知らない(隠している)

④未知の窓
自分のことを、自分も他人も知らない

■一般的には

①開かれた窓を広げることで誤解が少なくなり自然と振舞うことができる、とされています。

①を広げるには、
まず、自己開示をして自分のことを他人に知ってもらう。
さらに、他人の意見を素直に聴くことを心がけます。(フィードバック)

そうはいっても自己開示できない

とは言っても
自己開示したら下手に嫌なことを言われることもあります。

他人の意見を素直に聴いたところで、相手のペースにハマってしまった。

など、必ずしも「①開かれた窓を広げる」ことが
誤解をなくしたり、人間関係がスムーズになったりするわけではないのが現実です。

自分と他人の価値観が同じでない証拠です。

そこでまずは、
「ジョハリの窓」という4つの窓があることを日頃意識するだけでも
誤解を少なくし、ミスコミュニケーションを防ぐことができます。