この記事は弊社の別サイトから、2015年6月27日の記事を移行してきました。

ストレスとはどういうものかを以下のページで説明しました。

今回はストレスが蓄積されるとどのようになるか事例をお話します。
以下のような症状があるか観察してみて、早めに心身を休めましょう。

物忘れが多い時は、ストレスが続いていることも・・・

認知症による物忘れ以外にも、
ストレスが続いていると物忘れが多いことがあります。

であると物忘れが多いことも認められいています。

「最近物忘れが多い」と思ったら、ストレスがないか見つめてみてください。

例えば、家を出るときにカギをかける瞬間に別のことを考えていたら、
カギをかけたかどうか覚えていませんよね。

ストレスにより別のことに気を取られて、カギをかける意識が薄い状態です。
でも、いつもやっている当たり前のことなので、意識しなくてもカギをかけています。

解決されていない出来事があり、感情的なものが残っている場合、
意識がそちらに取られるので、自分が何をしたか覚えていません。

また、約束や言われたことを覚えていない場合も
ストレスや心配、不安などネガティブな感情を強く持っていると
耳で聞いて覚えたつもりになのに覚えていられません。

対処法として、
●ストレスを見つめて緩和すること

●忘れないような工夫をすること

です。

●忘れないような工夫とは、

  • メモ帳やスマホに、メモをこまめにとる
  • 相手に確認する
  • 机の上の書類、資料を整理する
  • パソコン上のファイルを整理する
  • やることリストを作る

などで工夫することができます。

頑張って記憶することは相当大変です。

自分の記憶にたよらず、記憶しておくことからの開放が
さらに記憶を良くするコツです。

決断に時間がかかるとストレスが溜まっています

簡単なことをすぐに決めることができずにいると
もしかしたらストレスが溜まっているかもしれません。

鬱であると決断に時間がかかることも認められいています。

最近決断に時間がかかると思ったら、ストレスがないか見つめてみてください。

未解決の出来事があり、感情的なものが残っている場合、
意識がそちらに取られるので、理論的に考えることができず
物事を決めるのに時間がかかります。

意識が「今、ここ」にない状態です。

「昼食を何にしようか」というような
ごく簡単な決断も時間がかかってしまいます。

簡単な決断とは、
●悩むほどではない
●決断が間違っていてもリスクが少ない
といった決断です。


簡単な決断も時間がかかっているようなら、
ストレスが溜まっていないか、未解決の出来事がないか
見つめてみてください。

賢い決断するためには
ロジカルシンキングが有効になりますが

感情的になっていると
理論的な思考ができません。

嬉しくて感情的になっている時も
理論的な思考ができないのでご注意ください。

ストレスが溜まっていると感じたら

●大事な決断の時は、ゆっくり休んでから決める
●簡単な決断の時は、間違っていてもリスクがないと思って決める

のように決断すると普段の冷静な決断に近づけます。

ペットロスによるストレス

家族同然のペットの死は、他人に話して共感は得られやすいですが、
深いところまで癒されることは少ないです。

他人がペットロスした人の気持ちを冷たく扱うわけではありませんが、
やはり気持ちの重さが当人とは違います。

ペットロスから立ち直る方法は、正しく悲しむこと。

「ペットをきちんと面倒見てやれなかった」
「病気の症状に気づいてやれなかった」
「もっと可愛がってやればよかった」

など罪悪感や後悔の思いが出てくることが多いです。

失ったものは取り戻せないのですが、
失うと「悲しむ」という人間の自然な感情が生まれます。

そこで無理して「頑張ろう」と思うと、余計無力感、虚無感を感じてロスした思いが深くなります。

そして重要なことが、失ったとき「自分なりに精一杯の行動をした」ということを
思い出して整理することです。

「ペットが重症のとき、きちんと獣医に診てもらった」
「ペットのことを最大限考えながらもいつもの自分(仕事や家事、育児)の行動も大切にして行動した」

など「自分なりに精一杯の行動をした」と思い出して、
やれることはやったと確認することが大切です。

そんな思いを信頼できる人に話すか、
カウンセラーに話すことで心が落ち着きす。

その時の感情を隠さず正しく悲しんで、
日常に戻って時が過ぎるのを待ちましょう。