この記事は弊社の別サイトから、2017年4月30日の記事を移行してきました。
職場、ご近所、友人、親戚などの人間関係、
長時間のパソコン仕事や仕事の重責、
低収入、病気、老化、など
数々のストレスが待ち受けています。
自分の中のなんだかわからないモヤモヤ、イライラした嫌な感じがストレスであることは
薄々気がついているかと思います。
また、自分でも気がついていないストレスを持っていたりします。
ストレスが病気を引き起こしたり、
病気をさらに悪化させたりします。
ストレスとは何か?
人の心をゴムボールに例えます。
![](https://heartstrings-on.net/wp/wp-content/uploads/2022/03/stress1.jpg)
ゴムボールを外から手で押すと変形しますね。
この変形した状態のことをストレスといいます。
ストレスを引き起こす外からの刺激、原因をストレッサーといいます。
この場合”手”になります。
普段私たちが使っている「ストレス」という言葉は、
「ストレスの状態」と「ストレッサー」を含めて都合よく使っています。
手を離すとゴムボールは元の形に戻ります。
通常、元の形に戻ろうとする自己治癒力があります。
![](https://heartstrings-on.net/wp/wp-content/uploads/2022/03/stress2.jpg)
しかし、長時間変形した状態であったり、ゴムボールが破れるぐらい強い力で押した場合、
元の丸い形には戻りませんね。
自分ではなかなか治癒できない状態です。
そこで専門家に相談して、積極的に治す必要がでてきます。
ストレスを引き起こす原因(ストレッサー)は
いくつもあります
ストレッサーの種類
●物理的ストレッサー
気温、湿度、騒音、悪臭など
●化学的ストレッサー
栄養不足、薬物による刺激など
●生物学的ストレッサー
ウィルス、細菌、病原菌など
●精神的ストレッサー
人間関係、精神的苦痛など
複雑で人により全く違った原因です。
物理的ストレッサー、化学的ストレッサー、生物学的ストレッサーが深刻になり、さらに精神的ストレッサーを引き起こすこともあります。
自分の中のなんだかわからないモヤモヤ、イライラした嫌な感じ
それを通り越して、強烈に胸が締め付けられるような苦しい感じなど、
人によってストレスはいろいろあります。
それ自体は仕方ありません。
問題なのは放っておくことです。
早期に気づいて対処することが大切です。
ストレスに気づくには…ストレスに対する抵抗力
カナダの生理学者ハンス・セリエは
「ストレス」という言葉を初めて使いました。
ストレスを引き起こす外からの刺激、原因を「ストレッサー」ということは上記でご説明しました。
セリエは、ストレス(ストレッサー)を受け続けたときの防御反応が
下図のように変化するとしました。
![](https://heartstrings-on.net/wp/wp-content/uploads/2022/03/stress3.jpg)
警告反応期
「ショック相」 ショックに対してまだ適応していない段階
「反ショック相」 積極的に防御している段階
抵抗期
ストレスが継続すると抵抗力を高め、ストレスとのバランスを保とうとします。
疲はい期
さらにストレスが継続すると、防御するエネルギーが減り抵抗力が低下します。
長時間この状態が続くと、心身ともにストレス反応があらわれます。
生きている限りストレスじたいは逃れられませんが、
早く「ショック相」「反ショック相」【抵抗期】に気づき
積極的に状況の改善や癒しをしていきましょう。
私も「ショック相」「反ショック相」に素早く気づいて
長引かないように対処しています。
勇気を持ってストレスに気づくことが大切です。
そのために自分の感情や身体感覚(イライラ、胸のモヤモヤなど)に気づけると
ストレスにも素早く気づくことができます。
いつも楽しめていることが楽しめないは、要注意!
![](https://heartstrings-on.net/wp/wp-content/uploads/2022/03/nayamu.jpg)
あなたがいつも楽しみにしていることは何ですか?
- スポーツでもよし
- 音楽でもよし
- テレビでもよし
- 家族との会話でもよし
それがいつも安定して楽しめているときはよいですが、
ストレスが続いたり、強い心配、不安、恐怖、ショックなどネガティブな感情があると
いつも楽しめていることが楽しめないことがあります。
そのような状態に気づいたら要注意です。
積極的に癒しや気晴らしをする必要があります。
僕もショックな経験をすることがあります。
ですが、いつも楽しめていることが楽しめないと気づいて
何かしらの癒しや気晴らしをします。
根本解決できるならしたほうがよいですが
そうもいかないのが現実ですので、癒しや気晴らしは大切です。
いつも楽しめていることが楽しめないことが続いていると、かなり辛い状況です。
ストレスがかかって精神的な抵抗力が弱まると
心身の症状にあわられたり、うつ症状に進行したりするのでご注意ください。
自分を観察してストレスやピンチに早めに気づき癒すことで
悪循環にならなずにストップできます。