第26話「復活のシャア」

あらすじはガンダム公式Webをご覧ください。http://www.gundam.jp/story/index.html

この回のポイント

  • シャアの再登場
  • 水陸両用MS
  • 民間人スパイ
  • ガンダムが水中戦をやっちゃう

この回の好きなところ

■北アイルランド補給地に移動します。今までの砂漠、大陸とは違い曇り空に設定して雰囲気を変えているところが、新たな局面に移ったことをあらわしていて視聴者の気分も変わります。ガンダムの飽きがこない細やかな演出です。

■民間人スパイのミハルが、ホワイトベースの入港を目撃しジオンに報告するときタイプライターを使っていますね。1979年当時ではさすがにワープロソフトが登場することは予測できなかったかも。もしくはミハルぐらいの家ではタイプライターを入手するのが精一杯だったか? もしくはジオンが支給したのがタイプライターだったか? 宇宙世紀のスパイといえど、風船に資料を付けて飛ばすというアナログな方法が安全の場合がある。

■シャアの再登場。このときの登場の仕方も声が先で、姿・顔を徐々に見せていくシーンとなって意味深な印象です。

■ガンダムで初めて水陸両用MSゴッグの登場。大型の爪、フリージーヤード搭載などの装備(デザインアイデア、発明ともいえる)もあって、MSバリエーションが増えて視聴者にとってはワクワクします。

■ガンダムハンマーの強化版、ハイパーハンマーの登場。棘を鋭くした上で加速用バーニアを付けて威力を強化し投げて相手に当てるという武器。ゴッグの胴部に当てたが何ともなく、2回目に投げてゴッグの爪につかまれてしまった。この回限りの武器でした。

■前文のゴッグとの戦闘中、Gブルになるためホワイトベースに戻りますが、そのときガンダムは何とバク宙で戻っていたのです!なんでバク宙で戻ったのだろう? そのGブルは初登場なのですが、今までのGアーマー、GスカイイージーとGメカのバリエーションのカッコよさにロボ好きはワクワクします。しかしこのGブル、Gアーマーのコクピットが前かと思いきやコアファイターのコクピットが前という違和感が魅力的。

■ガンダムの水中戦。何気なく当たり前のように見てしまいますが、水中でも動けることはなかなか都合が良い設定。まあ宇宙空間が可能なのだから、水中でも可能ということで理解します。

■その水中戦でゴッグからガンダムの頭部を捕まれモニタが壊れそうになりますが、その視点に気づきアムロはゴッグのモニタをビームサーベルで破壊し、戦闘に勝利します。その前のハイパーハンマーが効かないシーンでも、ゴッグの装甲の厚さを知りビームライフルさえあればやっつけることができるのだが、GファイターのビームがあるとひらめきGブルでの出撃となった。そんな「気づきや必要」が他のモノを活用する機会となりますね。

この回の名言

レビル将軍「いや、やられる時はどこにいてもやられるものだ。全軍を指揮する者が弾のうしろで叫んでいては勝つ戦いも勝てんよ」

連邦士官「将軍、ここは危険です。退避壕の方へ」とうながされますが、レビル将軍はこう言って前線の様子を見ようとします。まさに企業の経営者は現場を見るべきで、企業の問題は現場にあらわれてます。経営者こそ、この言葉を胸に現場を見てほしいですね。

シャア「フフフ、そう、私のプライドを傷つけたモビルスーツだからな」

マッドアングラー隊に配属されて早々、ガンダムとホワイトベースに巡りあったシャア。再度シャアに強く影響されながらストーリーが進みます。その前のセリフでも「私はこれだけは私の手で倒したいと思っているくらいなんだ。」と、いかにガンダムにこだわっているかを語っています。シャアの顔の画の色が変わり、復活をあらわしている最後のシーンがとても印象的です。

この回の登場人物

アムロ・レイ

フラウ・ボゥ

ブライト・ノア

カイ・シデン

ハヤト・コバヤシ

ミライ・ヤシマ

セイラ・マス

マーカー・クラン

オスカ・ダブリン

オムル

カツ、レツ、キッカ

レビル将軍


シャア・アズナブル大佐

マリガン中尉(初登場、シャアの副官で地味だが意外と長く登場する)

フラナガン・ブーン大尉

コーカ・ラサ曹長(戦死)

マーシー(戦死)


ミハル・ラトキエ

この回の登場モビルスーツ他

ガンダム

ガンタンク

Gブル(初登場) → Gアーマー → Gファイター

ホワイトベース

デッシュ(レビル将軍を乗せていた連絡機。見た目「亀」のような形をしている)


ゴッグ(初登場)

マッド・アングラー

ユーコン

シーランス


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