第27話「女スパイ潜入!」

あらすじはガンダム公式Webをご覧ください。http://www.gundam.jp/story/index.html

この回のポイント

  • 民間人スパイと戦争孤児
  • カイがホワイトベースを降りたが、すぐ戻ってくる

この回の好きなところ

■今までは最初タイトルコールの前に前回のあらすじをナレーションで流していましたが、今回はじめてあらすじがなく進んでタイトルコールとなっています。

■カイがミハルの家に呼ばれ食事をしていたところ、会話中ミハルのことをじっと見た後「いや、俺の思い過ごしさ」と言いました。何を思ってか?スパイかと直感的に気づいたのか?深い思いはわかりませんが、その場は何もなく過ぎていきました。その後、ミハルがブランケットを持ってきたときカイはホワイトベースのことを漏らしてしまいます。まあ、この時点では民間人なわけで、ミハルのためなら言ってもいいだろうということでしょう。

■ミハルが民間人に扮したジオン兵コノリーと会うとき、合言葉を使っています。ミハル「こんにちは。お急ぎですか?」コノリー「(この前にびっくりした様子だが)いや、別に急いでませんよ」アナログだけれども通信を傍受される恐れもあるためアナログな手法が有効でしょう。これ以前にも連邦でもジオンでも合言葉を使ったやり取りがありましたね。

ミハルがスパイに行く前、弟妹と話して抱擁するシーン。結果、弟妹たちがミハルと会ったのはこれが最後になりました。夕暮れになり、遠くでミサイルが爆発した明かりが差し込んでいてとても感動的です。

■ズゴックのパイロット・カラハ。なんとも下品な喋りと顔と容姿。ジオン兵は、何かと下品だったり、乱暴のように描かれていますね。一部、第8話「戦場は荒野」 のときに登場した偵察兵バムロはペルシア親子を気遣い救助物資を投下するぐらいで、しっかりした人格でした。

■カイがミハルの家を出て戦闘の様子を見ていたところ、ホワイトベースのことが気になりだし過去の出来事を回想します。最後のセイラさんから軟弱者!と叩かれたシーンでホワイトベースに戻ることを決めたようです。しっかり考えがあってホワイトベースを出たわけではないようですが、戻るときも軟弱者らしく戻ったのでしょう。その後、民間人にバイクを借りる時、軍の身分証を見せてたが、返してなかったのね。
ホワイトベースに戻る途中バイクから転んで立ち上がったとき、なにげなく瓦礫に人形がありました。遊び心ではないと思いますが、生活感を出す演出が面白いです。

■セイラが「援護の対潜攻撃機が来てくれたわ、大丈夫よ」と言ったが、連邦の攻撃機が来てくれたけどすぐやられてしまう・・・。

■カイが戦いを終えてホワイトベースに戻ったときアムロに「アムロのこの工具、一銭にもならねえってよ」と。ホントに売ったかどうかはわかりませんが、売ってなかっとしてもこの返し方はカイらしいですね。「やあ、セイラさん。皆さんの見てるのつらくってね、ヘヘッ。な、ハヤト」と一件落着のように終わりますが、ミハルが乗り込んでいるとは知らずにいます。

この回の名言

アムロ「カイさん、僕はあなたの全部が好きという訳じゃありません。でも、今日まで一緒にやってきた仲間じゃないですか?」

こんな大人な発言できるとは驚きです。「全部が好きという訳じゃありません」とズバリ言えるのも一緒にやってきた仲間だからでしょう。カイは「そういう言い方好きだぜ、アムロ。ま、元気でやれや」と上手くかわした返事。こういうやり取りが勉強になります。

この回の登場人物

アムロ・レイ

フラウ・ボゥ

ブライト・ノア

カイ・シデン

ハヤト・コバヤシ

ミライ・ヤシマ

セイラ・マス

マーカー・クラン

オスカ・ダブリン

ジョブ・ジョン

オムル

カツ、レツ、キッカ

レビル将軍


シャア・アズナブル大佐

マリガン中尉

フラナガン・ブーン大尉

カラハ(戦死)

コノリー


ミハル・ラトキエ(スパイ107号)

ジル、ミリー(ミハルの弟妹)

この回の登場モビルスーツ他

ガンダム

ガンキャノン(ハヤトが搭乗した)

ガンタンク

Gファイター

ホワイトベース


ズゴック(初登場)

ゴッグ

マッド・アングラー

ユーコン

シーランス


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