第35話「ソロモン攻略戦」

あらすじはガンダム公式Webをご覧ください。http://www.gundam.jp/story/index.html

この回のポイント

  • ホワイトベースが連邦軍と共にソロモン攻略戦に加わる
  • 戦場
  • ドズル中将の性格

この回の好きなところ

■ブライトが艦隊司令に挨拶しに行くときキッカにごねられた返事として「子供のおつかいじゃないんだから」と。それに対しスレッガー中尉が「中尉も、子供の使いにならんようにな」と。この「子供の使い」いう言葉は「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」で有名ですが、意外と正しい意味が知られていない(僕もよくは知らない)ので、goo辞書より引用しておきます。「要領を得ない使いのたとえ。また、あまり役に立たない使いのたとえ。」このことから、艦隊司令に挨拶に行って役に立たないやり取りをするとか、自分達に不利な状況になるとかを懸念してのスレッガー中尉のセリフでしょう。

■カムラン「お目こぼしだとでもいうのか?」カムランがシャアに対し早くサイド6を出て行ってもらいたいことを言ったらシャアは「サイド6が生き延びてこられたのもジオンの都合による。その辺をよーく考えるのだな」と言われた時のセリフです。「お目こぼし」これまた意味を調べました。まず「目こぼし」。「ある物事を見てはいながら、問題にすることなしにすませてしまうこと」「看過する、見過ごす」それに「御」がついているので「相手に見逃してもらえるよう頼む」となるので、ジオンのおかげでサイド6が生き延びてこられたことを見過ごしてもらうのを強要されたと感じたので、カムランは「お目こぼしだとでもいうのか?」と反論したのでしょう。

■戦闘開始前ブライトがフラウ・ボゥに「フラウ・ボゥ、カツ、レツ、キッカは?」質問したときフラウ・ボゥは「重力コアのEブロックにいます」と答えましたが、さらにブライトは「ハロもか?」と質問しました。ハロは関係ある? と思ってしまいますが、子供たちに何かあったときハロが知らせてくれるだろうという管理職としての確認の質問とも受け取れます。

ボールの初登場!ゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじを彷彿とさせます。元々作業用ポッドでキャノン砲1門しかない機体で戦闘するの!?と心配してしまいます。ボールのパイロットで帰還できた者は何%なんだろう。。。

■連邦軍の対要塞兵器ソーラ・システム。それまでの巨大ロボットアニメとは違い、戦争アニメであるガンダム。都合の良い必殺技でなく理にかなった設定であることがリアルロボットアニメといえます。

■ハヤトが負傷しフラウ・ボゥが看護しに行ったシーンでホワイトベースの通路が移されます。その様子は何人も負傷兵が横たわり、まさに野戦病院のよう。ソロモン攻略が戦争だということを認識します。サンマロが「AB型の血液ビンと輸血セットを持ってきて」と言ったことでハヤトがAB型だということがわかります。

■ゼナ、ミネバを脱出させたドズル。「大丈夫、案ずるな。ミネバを頼む。強い子に育ててくれ、ゼナ」と言っていることで万一というより、ソロモンがかなりヤバいということを悟ったのか。最後の指示するシーン「モビルスーツ隊の編成を急げ、敵は上陸しつつある。決戦用リック・ドム、ザク、出動用意。ガトル戦闘隊、ミサイルの補給のすんだものから発進させい。ビグザムの用意はどうか?決戦はこれからである」でBGMと共にいよいよソロモンの最終決戦というのがわかり緊張感が増します。

この回の名言

ワッケイン司令「貴様もいっぱしの指揮官面になってきたかな?結構なことだ」

挨拶に来たブライトに対して見た目・雰囲気で判断した褒め言葉といえます。その後の会話でも、ブライトがソロモン攻略の先鋒を自分達にできるかどうか心配したところ「君自身、そんなことを考えられるようになったのもだいぶ余裕が出てきた証拠だな。大丈夫だ」と安心できる言葉をかけました。ルナ2での厳しいワッケイン司令は見られませんね。

ドズル中将「それが戦争というものだろうが」

ジオン士官に対して「(連邦軍の)ティアンム艦隊の動きは掴めんのか?」と質問したところ、士官は「申し訳ありません。ミノフスキー粒子の極度に濃い所を索敵中でありますが、ダミーが多くて」と言ったことに対してのセリフ。確かに「それが戦争というものだろうが」なんですけど、それでは解決になりませんね。いかにもドズル中将の豪快な性格を表した言葉です。

アムロ「これが、戦場か」

ソロモン攻略の先鋒をきって出撃したアムロ達。連邦軍のジム、ボールも出撃して数を感じる戦場は初めての体験です。

この回の登場人物

アムロ・レイ

フラウ・ボゥ

ブライト・ノア

カイ・シデン

ハヤト・コバヤシ

ミライ・ヤシマ

セイラ・マス

マーカー・クラン
オスカ・ダブリン

カツ、レツ、キッカ

スレッガー・ロウ中尉

ジョブ・ジョン

バロ(フラウ・ボゥの代理のオペレーター)

サンマロ(看護兵)
マサキ(看護兵))

ワッケイン司令(再登場)

ティアンム中将、提督(初登場)


シャア・アズナブル大佐

ララァ・スン

マリガン中尉

ドズル・ザビ中将

ラコック大佐(ドズルの副官)

ゼナ・ザビ(ドズルの妻)
ミネバ・ラオ・ザビ(ドズルの子、ザビ家の血統で唯一生き残った人物、ミネバが生き残ったことでガンダムシリーズの話が続く要素でもある)


カムラン・ブルーム検察官

この回の登場モビルスーツ他

ガンダム

Gファイター

ガンキャノン

ガンタンク

ホワイトベース

マゼラン

サラミス

パブリク(突撃艇)

コロンブス(輸送艦)

ジム

ボール(初登場)


ザンジバル

ムサイ

グワジン

リックドム

ザク

パプア補給艦

ビグ・ザム

ガトル(宇宙戦闘爆撃機)


サイド6

ソロモン


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