第8話「戦場は荒野」

あらすじはガンダム公式Webをご覧ください。http://www.gundam.jp/story/index.html

この回のポイント

  • シャアの確実さを表した性格とガルマのまさかという思い
  • 街が無くなるぐらいの戦場
  • 末端兵の心づかい

この回の好きなところ

■民間人の母ペルシアが子供のコーリーにはじめての地球を説明。父親の故郷であることで民間人の一部を下すことが、この回ストーリーのポイント。

■ガンペリーから民間人を下ろしたところのシーン後、シャアとガルマのやり取り。ジオンが監視しているのに兵を潜り込ませることはないと指摘されたとき、セイラを思い返した映像になります。それだけサイド7で遭遇した妹セイラの思いが残っているのでしょう。

■ザクがガンダムと戦闘しているシーン。数機のザクがやられ、ガンキャノンも登場したときザクマシンガンを捨てて逃げるザクが面白いです。

■作戦が失敗し部隊からの通信が聞こえる中、ガルマの引きつった顔のドアップが印象的です。

■最後ジオン兵2人が母ペルシアと子供コーリーから離れ、部隊に戻るシーン。少し歩いてから振り返ってジオン兵バムロが「ここが一年前までセント・アンジェのあった所です。奥さんは湖の仲間の所にお帰りになった方がいいでしょう」と伝える。爆撃で夫の故郷セント・アンジェが無くなっていたことにペルシアは泣き崩れました。バムロが思い出して言ったのか、わざと去り際に言ったのか、意図はわかりません。ですがそのような伝え方に、深い味わいを感じます。
その後、ホワイトベースになりアムロが「あの親子はセント・アンジェに着けたんだろうか?」と心配するシーンでこの回が終わります。ヒューマンドラマを表した話だということがわかります。

この回の名言

シャア「どうもお坊ちゃん育ちが身に染み込みすぎる。甘いな。」

ガルマの作戦に対するシャアの心の声。立場ではガルマのほうが上になるが、ガルマを見下した内容と言えます。作戦に失敗しても自分が助ければ恩を着せることができるシャアの腹黒さも垣間見えます。

シャア「これで勝てねば貴様は無能だ」

戦力を整えたガルマ「フフ、これなら必ず勝てる」に対するシャアの心の声。前項同様痛烈な見下し方です。

バムロ「ガルマ大佐はまだお若い。俺達みたいな者の気持ちはわからんよ。」

ルッグン偵察機でガンペリーを監視していたパイロット・バムロ。民間人の母ペルシアと子供コーリーのために支援物資を投下するために戻るときに言った言葉。エリートで育ったガルマとは違い、現場の泥臭い戦いを経験してきた兵の気持ちから出た行動ですね。

この回の登場人物

アムロ・レイ

フラウ・ボゥ

リュウ・ホセイ

セイラ・マス

ミライ・ヤシマ

カイ・シデン

ハヤト・コバヤシ

ブライト・ノア

カツ、レツ、キッカ

マーカー・クラン

オスカ・ダブリン

リード中尉

ジョブ・ジョン


母ペルシアと子供コーリー


シャア・アズナブル少佐

ドレン少尉

ガルマ・ザビ大佐

バイソン

バムロ

コム

この回の登場モビルスーツ他

ガンダム

ガンキャノン(カイの初搭乗、動くガンキャノンも初)

ガンタンク

コアファイター

ホワイトベース

ガンペリー


ザク

ドップ戦闘機

マゼラアタック(マゼラ・トップとマゼラ・ベース)

ルッグン偵察機


前話へ 全話感想トップに戻る 次話へ