第5話「大気圏突入」

あらすじはガンダム公式Webをご覧ください。http://www.gundam.jp/story/index.html

この回のポイント

  • 大気圏突入の怖さ
  • ガルマ・ザビの登場
  • 地球を知らない世代

この回の好きなところ

■冒頭、民間人の老人と孫ペロにアムロが対応しているシーン。「1週間戦争」のとき子供の両親を亡くした。「1週間戦争」というキーワードが出た。子供がラジコンを動かしてからの画の動き。あたかもカメラを下に動かしたシーンで、もしかしたら作り込むのを省略したかもしれないが、視点を下に動かすだけのシーンに僕は何かを感じました。

■ガンダムハンマーの登場。なぜこの武器を作ったのかわからない(笑) この回限りの登場でした。でもザクバズーカをもろともしないし、ザク1機倒しています。(のちにガンダム・ハイパーハンマーが登場します)

■この回登場のリード中尉。色々なシーンをみていると何かと怒りっぽい性格があらわれています。

■この回で、大気圏突入の怖さを知ります。宇宙空間から大気圏に突入する際、空気分子との摩擦で熱くなるという物理法則があるということがわかります。実際、隕石が地球に落ちる時大気圏を通過するときほとんどが燃え砕けて塵になるそうです。そんなリアルさが面白いです。

■まさかのガンダムに大気圏突破能力がありました。耐熱フィルムがお腹の下から出てきます。

ガルマ・ザビがシャアとの通信で初登場です。喋っている時、横顔や後姿を先に見せてからガルマの顔が後から表れます。その演出が好きです。

■大気圏を突破し地球上に飛んでいる時、民間人の老人と孫ペロが再度登場。その前にも戦闘中に搭乗していました。ペロは地球を知らずに育ちました。ペロ「あれみんな陸地なんだね。こっちが海?海っていうんだろ?」老人「ペロは初めて見るんだな、地球を。これがみんな陸地と海でできている自然の星なんだよ、ペロ」と。落ち着いたBGMでのやり取りで地球上に降りてきてホッとしたシーンでもあります。

この回の名言

ジェイキュー「・・・あんな所にバルカン砲が・・・、・・・ああっ・・・嫌だ、嫌だ、シャア少佐!シャア少佐!!助けてください!!シャア少佐!!少佐ーっ!」

ザクのパイロット、ジェイキューというらしい。ガンダムを背後から襲おうとしたが、バルカン砲を撃たれて戦死。一瞬の爆死ではなくザクが爆発するまでの束の間の断末魔の叫びといえます。死が迫る恐怖を感じます。

シャア「戦いは非情さ。そのくらいのことは考えてある」

並みの軍略家ではないシャア。第2話でも「戦いとは、いつも二手三手先を考えて行うものだ」と名言がありました。シャアのズル賢さとも言えます。

この回の登場人物

アムロ・レイ

フラウ・ボゥ

リュウ・ホセイ

セイラ・マス

ミライ・ヤシマ

カイ・シデン

ハヤト・コバヤシ

ブライト・ノア

カツ、レツ、キッカ

マーカー・クラン

オスカ・ダブリン

リード中尉

カミラ

オムル・ハング(ブライトからサラミスのカプセル収容を命じられるが、実際迎えたのは声が違うからオムルではない?)

民間人の老人と孫ペロ


シャア・アズナブル少佐

ドレン少尉

ジェイキュー というらしい(戦死)

コム(戦死)

クラウン(戦死)

ガルマ・ザビ大佐 初登場!

この回の登場モビルスーツ他

ガンダム

コアファイター

ガンキャノン(分離された状態でガンダムの後ろに配置だけ)

ホワイトベース

サラミス、大気圏突入カプセル


シャア専用ザク

ザク

シャア専用ムサイ、大気圏突入カプセル

ソドン(ザクを運んできた巡航船)

ガウ攻撃空母(初登場)何となく78年放送の未来少年コナンに登場したギガントに似ている

ドップ戦闘機(初登場)


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