あらすじはガンダム公式Webをご覧ください。http://www.gundam.jp/story/index.html
この回のポイント
- コアファイターからガンダムへの換装
- ガンダムとシャアザクの空中戦
- わがままな民間人
この回の好きなところ
■コアファイターからガンダムへの換装、なるほど!と思いました。ホワイトベースに搭載のコアファイター着艦フック、コアファイターがコアブロックに変形してからのガンダムへのドッキング。こんな仕組みが79年に発想できたとは今から考えてもスゴイです。
■ガンダムとシャアザクの空中戦。空中戦で自由にガンダムを操れないアムロと、ザクを自由に操るシャア。このときのBGMも緊張感があってよいですね。
■空中戦を終えて地上に降りたシャア。通信会話でガルマからガンダムが多用途モビルスーツと言われた際「なに?で、では、今まで私の見ていたのは、敵のモビルスーツの一部分の性能という訳なのか?あ、あれで・・・では・・・こ、今後どう戦ったらいいのだ・・・?ガルマ!」と初めて焦ったようなセリフを言いました。その時の画面全体の色合いがグレーっぽくなる演出が、焦りとどうすればいいかという感情を表しています。
■この回のポイントのひとつ。戦闘中にデッキに来て居座ってしまうわがままな民間人。主に老人。普通デッキに来れるはずがないですが、それを許してしまうスキがあります。最後、アムロと言い合いになりますが、すかさずミライから「お茶入った」と雰囲気を変える気の利いた言葉と、さりげなく人質にとったフラウと子供たちを返してほしいと願う。粋なところがありますね。
この回の名言
アムロ「そうですか、カイさんは大人なんですね。だったら人を不愉快にさせないでください」
コアファイターで連邦軍と連絡を取るために出発しようとしたところ、カイに茶化されたときのアムロのセリフ。こんな大人なセリフ言える15歳とは思えないが、反論する言葉としては上手いです。その前のカイのセリフ「そう、オレは軟弱者だ。腹を立てるほどの人間じゃないのさ」もカイらしい言葉です。
その直前にもハヤトに「心配じゃないのか?・・・フラウ・ボゥが人質にとられているんだぞ、少しは気になって」と言われたが、「ハヤト、ブライトさんもミライさんもセイラさんもリュウさんもいるんだ。ホワイトベースのことは任せられると思ってるよ。僕は自分のできる事をやるだけだ」と大人なセリフを言っています。今日のアムロは大人なのか??
ブライト「貴様、今度同じような態度を取ったら、宇宙だろうとなんだろうと放り出す!」
アムロの連邦軍と接触する作戦が失敗してカイが「へへへへ、無理すっからさ」といった言葉に対して、ブライトが殴って言った言葉。現実の会社組織では殴れませんが、命がけで行動したアムロに対して馬鹿にするような言葉を言ったカイに対して注意するというより、叱るたいどが必要だとわかります。ここまで強く言える上司が現実にもいたらいいと思います。
シャア「地球での自由落下というやつは、言葉で言うほど自由ではないのでな・・・
歴戦の勇士シャアの経験から出た言葉です。こういう何気ないセリフがあることで作品の深みがまします。
この回の登場人物
アムロ・レイ
フラウ・ボゥ
リュウ・ホセイ
セイラ・マス
ミライ・ヤシマ
カイ・シデン
ハヤト・コバヤシ
ブライト・ノア
カツ、レツ、キッカ
マーカー・クラン
オスカ・ダブリン
リード中尉
オムル・ハング
シャア・アズナブル少佐
ドレン少尉
ガルマ・ザビ大佐
この回の登場モビルスーツ他
ガンダム
ガンタンク
コアファイター
ホワイトベース
シャア専用ザク
ガウ攻撃空母
コムサイ
ドップ戦闘機
ルッグン偵察機