第25話「オデッサの激戦」

あらすじはガンダム公式Webをご覧ください。http://www.gundam.jp/story/index.html

 ※国際的にはウクライナ語であるオデーサとしていますが、原作を尊重してオデッサと表記しています。
この回のポイント

  • ホワイトベースが本格的に連邦軍の作戦に参加
  • Gファイターの新たなバリエーション
  • スパイ見つかる
  • 水爆ミサイル発射

この回の好きなところ

■冒頭、アムロがマチルダさんが死を悲しんで荒れていたり、回想しています。アムロの目が潤んでいるのがわかりますね。それを心配したフラウ・ボゥが声をかけますが、無視してアムロは出撃してしまいます。無視されたことでフラウ・ボゥは少しうつむいてしまいます。いろんな感情がこもったシーンです。アムロはまだまだ子供ですね。セイラさんは冷静に「いけないわよ、アムロ。出撃命令が出ているわ。行きましょ。」と。情に駆られず兵士としての責務を果たそうとします。

■このオデッサ作戦に向かう数話でスパイが登場することがポイント。ジオン軍のエルランとジュダックが連邦軍の将軍と兵士としてスパイ活動します。アムロがエルラン中将と個別に話したとき、エルラン中将はブランデー?を飲んでましたね。エルラン中将がアムロを銃で撃ったがかわされました。そのときアムロが回想し、アムロの顔と回想したミデアがやられたシーンの画を並べる演出が印象的です。今のアニメーターではやらないでしょう。しかし、スパイとしてのやり取りを聞いていた連邦士官がエルラン中将を撃ちアムロは助かります。そのとき、ブランデーが床に落ちビンが割れるシーンは、エルラン中将自身が終わりを告げるものと意味を持ちとても印象的です。

■Gファイターの新たなバリエーションが登場します。Gファイター後部(GパーツB)とコアファイターをドッキングさせたGスカイイージー。ロボットアニメにとって合体は典型的ですがワクワクしますね。

■マクベが水素爆弾を使うと布告してもレビル将軍は攻撃を止めませんでした。そのことをナレーター「レビル将軍は一言も語らなかったという。ただ、前進を示す為の手を振っただけである、と」連邦軍が優勢で冷静になっていることを表現していることろが印象的です。南極条約の2回目の登場です。

■水素爆弾が意外と大きんだ、ということにガンダム18mと比較してわかります。

■ジオン軍が敗れたオデッサ作戦。マクベはいち早く脱出しています。今までの回でマクベの部屋に骨董品が並べられていましたが、あの壺は持ち出していたようです。「戦いはこの一戦で終わりではないのだよ。考えてみよ、我々が送り届けた鉱物資源の量を。ジオンはあと10年は戦える。フフフフフッ」とまだ冷静でいるマクベ大佐です。

この回の名言

マクベ「これは駆け引きなのだよ。連邦側は我々の要求を無視したのだ、彼らはその報いを受けるのだよ。ミサイル発射!」

普段は冷静にみえるマクベ。感情で動いてしまう何とも危うい行動です。「ミサイル発射!」のときの顔のドアップが面白いです。

ガイア「マッシュ、オルテガ、す、すまん」

黒い三連星のリーダー、ガイアが最後にやられたときのセリフ。仇を討てなかった思いがあらわれていますが古風な義理人情の厚さも感じられます。ガルマをはじめ、キーマンが死ぬときは印象的なセリフやシーンで終えていますね。

この回の登場人物

アムロ・レイ

フラウ・ボゥ

ブライト・ノア

カイ・シデン

ハヤト・コバヤシ

ミライ・ヤシマ

セイラ・マス

マーカー・クラン

カツ、レツ、キッカ

レビル将軍

エルラン中将

ジュダック


マ・クベ大佐 (この回で一時お休み)

ウラガン中尉 (この回で一時お休み)

ガイア 黒い三連星(戦死)
オルテガ 黒い三連星(戦死)

この回の登場モビルスーツ他

ガンダム

ガンキャノン

ガンタンク

Gファイター Gアーマー Gスカイイージー

ホワイトベース

ビッグ・トレー(陸上艦艇)

ドラゴン・フライ(軽連絡機)


ドム

ドップ戦闘機

ダブデ(陸上艦艇)

ガウ攻撃空母


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