あらすじはガンダム公式Webをご覧ください。http://www.gundam.jp/story/index.html
この回のポイント
- ドム初登場
- 黒い三連星とジェットストリームアタック
- スパイの暗躍
- Ｇファイター からの Ｇアーマー
- マチルダの死
この回の好きなところ
■冒頭のキシリアと将校たちのやり取り。キシリアはかなりお怒りの様子。モビルアーマーという言葉が初めて出てきました。キシリアが将校に平手打ちビンタ！ そして「地球での白兵戦用のモビルスーツはシャア中佐にまわす手立てをつけなさい」「・・・シャアがマッドアングラー隊に降りるまでに間に合えばよい。」とこの時点では中佐だがシャアがキシリアの部下になったことがわかります。そして「ドムをまわしましたか？三連星に」とナレーターの説明と共に、有名な三連星という勇士達の登場がこの回のポイントです。
■マチルダがアムロと一緒にブリッジへ行くところから、カイに集合写真を求められたところ、集合写真を撮るシーンまで注目してみると面白いです。アムロが無言でも表情が変わっていきどんな感情かわかります。カイが写真から見切れているところ、アムロが頭を傾けているところなどなど。このようなシーンががあるからファーストガンダムは面白いです。ところで宇宙世紀とはいえポラロイドのインスタントカメラしかないのは驚き。さすがに1979年当時は今のカメラのように画像データで残す発想はなかったと思います。
ガンダム芸人の若井おさむさんが言っていましたが、その後、ブライトのいる医務室へ入ったところ、普段はストッキング？を履いているはずですがミライが生足で居るではありませんか！ブライトと何をしていたのでしょうね！
■この回でもエルラン中将とジュダックのスパイ活動がわかります。
■新型ＭＳドムの初登場。それまでのザク、グフとは違い、ホバーで地表から浮いて高速移動できるところがカッケーと思いました。
■前回第23話「マチルダ救出作戦」で初めて登場したＧファイター。単なる爆撃機ではなく、ガンダムと一体となって移動できるＧアーマーとしての登場がまたカッコイイ。ただこの回でガンダムはビームライフルを持っておらず、ビームサーベルだけで戦おうとしていたことが厳しい。ジェットストリームアタックは防げたが、結果としてミデア隊、マチルダの死につながったかもしれない。
■ミライとマチルダがブリッジで話しているシーン。ミライが弱気なことを言ったところマチルダを見て「はっ！」と何か気づいたような様子があります。まだニュータイプまではいかないが何か勘が働いたようで、マチルダの死を予感したかのような様子でした。
■黒い三連星がガンダムにジェットストリームアタックをかけるシーン。背景の色が変わりＢＧＭ「長い眠り」の後半部分が流れて緊張感が高まりゾクゾクしますね。アムロがバズーカを避ける顔が、瞬間の画として表現していて印象的です。しかしこの戦い、黒い三連星のみで攻撃を仕掛けたということは、それほど黒い三連星の実力があったということでしょう。タイトルに「迫撃！」と付けているぐらいホワイトベースを肉迫しました。
マッシュのドムをやっつけたとき、ビームサーベルを持つガンダムの手がありません。ガンプラみたい(笑)
■最後にブライトが復帰して、乗組員達とともにマチルダ隊の戦死者に対して哀悼の意を表しホワイトベースの甲板で敬礼します。あ、こんなに乗組員がいたんだというのがわかります。アムロが心の中で「マチルダさん」を連呼し最後に「マチルダさーん！」と叫んだ古谷徹さんの声にとても感銘いたします。リュウが死んだときの「それしかないんですよー！」を彷彿とさせます。
この回の名言
マチルダ「さすがですね」
さらりと褒めるマチルダさん。前回も「さすがねアムロ君。ハヤト君も」「フフ、カイ君もね。今日はあなたが一番つらかったわね」と労っているところが優しい。マチルダさんに褒められたらそりゃアムロ、カイをはじめみんな惚れてしまいます。
マチルダ「戦いは破壊だけでも、人間ってそれだけでは生きていられないと私には思えたからよ」
アムロに「なぜ補給部隊に入ったんですか？」と問われて「そうね。戦争という破壊の中でただひとつ、物を作っていく事ができるからかしらね」に続けて言った言葉。補給は大切です。第14話「時間よ、とまれ」でも説明しましたが、「兵站」という戦場で前線の部隊のために軍需品・武器弾薬・食糧などの供給・補充や後方連絡線の確保などを任務とする機関がなければ勝てませんし、生きられません。
そのあと、アムロが「僕、思うんです。マチルダさんって強い方なんですね」と言ったらマチルダから「生意気ね」とおでこをはたかれます。そんなやり取りがヒューマンドラマをあらわしています。ところでマチルダさんの前髪がこのシーンで見れますが、なんか変です！
アムロ「マチルダさーん！」
上記の項目もご参照ください。アムロのマチルダさんに対する思いが強くあらわれています。
この回の登場人物
アムロ・レイ
フラウ・ボゥ
ブライト・ノア
カイ・シデン
ハヤト・コバヤシ
ミライ・ヤシマ
セイラ・マス
マーカー・クラン
オムル
カツ、レツ、キッカ
マチルダ・アジャン中尉（戦死）
セキ技術大佐
レビル将軍
エルラン中将
ジュダック
キシリア・ザビ少将
マ・クベ大佐
ガイア 黒い三連星
オルテガ 黒い三連星
マッシュ 黒い三連星 （戦死）
この回の登場モビルスーツ他
ガンダム
ガンキャノン
ガンタンク（この回から一人操縦として改良される）
Ｇファイター からの Ｇアーマー
ホワイトベース
ビッグ・トレー（陸戦艇）
ドム（初登場）
ダブデ（大型陸戦艇）