第18話「灼熱のアッザム・リーダー」

あらすじはガンダム公式Webをご覧ください。http://www.gundam.jp/story/index.html

この回のポイント

  • ガンダムが喋る
  • アムロの自惚れ
  • モビルアーマーの前身アッザム登場

この回の好きなところ

■ホワイトベースで乗組員が集まり、フラウ・ボゥがアムロのことを心配しているシーン。カイは「りゃお前、脱走者は死刑に決まってらあな」ブライトは「軍規ではそうなっているがな」セイラは「必要ならばそうするってことよ」ミライは「およしなさい、セイラ、ね、フラウ・ボゥ」リュウ「まあ、まあまあフラウ・ボゥ落ち着けよ。俺達は正規軍じゃないんだからそんな事はしやしないよ」セイラ「でもリュウ、このままアムロのわがままを通させる訳にはいかないわ」・・・とそれぞれ性格が表れたセリフを言っていますね。

■レツが最重要人物を「VSOP」と間違える。正しくはVIPですが、知らない子供はVSOPと覚えてしまう・・・。

■戦争で荒廃した街に今後のことも考えず潜んでいるアムロ。よくまあ勢いで脱走したものです。家出少年と同じですね。

■フラウ・ボゥがアムロを探しに出ている間、リュウ、カイ、ハヤトが銃の手入れをしているシーン。カイが銃の穴を見た時、ちょうどリュウとハヤトの顔が銃の穴から見えるような演出が面白いしかし、宇宙世紀にてリボルバーの拳銃とは・・・。

■アムロが敵基地を見つけた時、フラウ・ボゥが見ようとするがガンダムの左手で遮るシーンがあるが、変な手の向きで遮っている。しかもフラウ・ボゥはガンダムの左手の小指を上げて基地を見ようとしました。なんて力だ!

■フラウ・ボゥが乗ってきたホワイトベースのバギー、タイヤで走るだけでなく浮くことができる!

■アッザムから放出された砂状のリーダーがガンダムに付着しました。その砂とアッザムの放熱磁場のおかげでガンダムの表面は4千度もの高熱になりました。そのときガンダムが喋ったのです!「パイロット及び回路保護の為、全エネルギーの98パーセントを放出中」ガンダムが喋ったのは後にも先にもこの1度きり。大変貴重な回です。ちなみに「全エネルギーの・・・放出中」の意味は冷却するためにエンジンを使わなければいけません。エンジンで生成されるエネルギーの98%を使ってでも冷却しないとガンダム自身とパイロットがやられてしまいます。ちょうど自動車が暑い日にエアコンを使いラジエターで冷やすため、エンジンの回転数がアップしている状態といえます。

■アッザムを後退させアムロがいい気になります。「やった、やったんだ。フフッ、連邦軍が全力で潰そうっていうジオンの基地をやったんだ」ホワイトベースの皆には何も言わせないという思いのセリフでしょう。自惚れや視野の狭さがあらわれていますね。
しかし、その自惚れも破壊されて基地を探索している時に「第102採掘基地」という小さな基地だったことを知り自分の小ささを思い知ります。その後であったジオンの負傷兵の名言を下記参照ください。

この回の名言

フラウ・ボゥ「本当はみんなに自分を認めてもらうだけの自信がないんでしょ?だから帰れないのね」

脱走したアムロを見つけた時にかけた言葉。まさに痛いところを突かれたアムロ。でも強がって「僕の気持ちがわかるもんか」と返してしまう。困った子だ。

ジオン兵「もし、お前さんがあのモビルスーツのパイロットなら、信じられんがね、パイロットなら敵に甘すぎると命がいくらあっても足らんぜ」

ジオンの負傷兵がアムロに対していった言葉。アムロは「命がいくつあっても足りない、か」と内省のような思いに。

この回の登場人物

アムロ・レイ

フラウ・ボゥ

ブライト・ノア

リュウ・ホセイ

カイ・シデン

ハヤト・コバヤシ

ミライ・ヤシマ

セイラ・マス

マーカー・クラン

カツ、レツ、キッカ

ジョブ・ジョン


キシリア・ザビ少将

マ・クベ大佐

この回の登場モビルスーツ他

ガンダム

ホワイトベース

ガンペリー(格納しているだけ)


グワジン

アッザム・・・後のモビルアーマー(MA)につながる試作兵器。モビルアーマーの初登場といえよう。

ドップ戦闘機

マゼラアタック


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