第17話「アムロ脱走」

あらすじはガンダム公式Webをご覧ください。http://www.gundam.jp/story/index.html

この回のポイント

  • ミライさんの入浴シーン
  • 捕虜の行動
  • アムロの勝手な行動、問題行動

この回の好きなところ

■ランバ・ラル「お前(ハモン)の言う通り、今度の作戦はザビ家の個人的な恨みから出てはいる。しかしだ、この戦いで木馬を沈めてガルマ様の仇を討ってみろ。わしは二階級特進だ。わしの出世は部下達の生活の安定につながる」と部下のことを考えている上司であることがわかります。下記名言もご参照。

■捕虜のコズンが逃げ出しランバ・ラルに連絡を取ろうとする。ホワイトベースの情報を漏らします。戦争がいかに情報戦でもあるかがわかります。

■アムロは出撃のときブライトの指示に従わず、自己判断で勝手にガンタンクで出撃してしまいます。理由は、小規模の地上基地のみならガンタンクで対抗できると。ブライトの指示に反対意見を持っていました。社会人でも典型的な部下が上司の指示に従わないケースに当てはまりますね。アムロがハヤトに対して「ハヤト、よく狙え!このガンタンクの性能ならドップなんか」と上手に使えと示唆しますが、アムロとは能力が違います。その点でいってもアムロが自己判断でガンタンクで出撃したのは間違いといえます。さらにグフ、ザクが登場したり、グフが計算より動きが早かったりと、アムロにとって予想外の展開になります。
帰還しブライトに呼び出され「兵士には作戦全体を見通す事ができる訳ないんだ。命令は絶対に守れ、軍規違反だ」と注意されます。ミライさんが擁護する言葉をかけましたが、ブライトは「それをわかってやったら皆殺しにあう」と。確かに戦場でいちいち部下の意見を聞いていたら、しかも今回みたいに勝手に行動されては「皆殺しにあう」という言い方も理解できます。
実際の会社組織では、部下の自主性を尊重するようになってきましたが、勝手に行動されても困る問題が出てきますね。

■逃げる捕虜をキッカが「防衛攻撃、行け、ハロ!」とハロに命じて動かしました。結果捕虜がハロにつまづいて転んで、一時足を止めました。(余談ですがつまづいた時捕虜の目がアニメっぽく飛び出してました)この「防衛攻撃」という言葉はなさそうです。防衛のための攻撃というのであれば成功はしましたが。

■この回最大のポイント。そして今後数回にわたる影響が「アムロの脱走」です。ブライトとミライがアムロの今後の処遇について会話していました。それをコッソリ聞いてしまったアムロ。そこまではわかります。ですがアムロが勝手に「自分は必要とされてない」と思って脱走してしまったのです。しかもガンダムと共に。大問題ですねー。上司と部下のすれ違い。いや、すれ違う前にアムロが勝手に行動してしまった。すねて、ふてくされるアムロの子供っぽいところが出た回です。

この回の名言

ランバ・ラル「コズン、うまく逃げおおせてくれよ」

CMに入る直前、ランバ・ラルの顔のアップで言った一言。ハモンとクランプで3人並んでの画。部下思いの上司であることがうかがえます。

セイラ「気にする事はないわ。私達だっていつああなるか」

捕虜のコズンがエアロックに入り扉を閉められたところ、オムルがバズーカで扉ごと吹き飛ばします。その勢いでコズンは船外へ飛ばされ死んでしまいました。オムルが自分の行ったことを気にする様子だが、セイラがなだめた言葉。戦場の怖さと緊張感の中、生きていることがわかります。

この回の登場人物

アムロ・レイ

フラウ・ボゥ

ブライト・ノア

リュウ・ホセイ

カイ・シデン

ハヤト・コバヤシ

ミライ・ヤシマ

セイラ・マス

オスカ・ダブリン
マーカー・クラン

カツ、レツ、キッカ

ジョブ・ジョン

オムル・ハング


ランバ・ラル

クラウレ・ハモン

クランプ中尉

コズン・グラハム少尉(戦死)

ギーン

ステッチ

この回の登場モビルスーツ他

ガンダム

ガンキャノン

ガンタンク

コアファイター

ホワイトベース


グフ

ザク

ギャロップ

ファットアンクル(輸送機)

ドップ戦闘機


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