弊社「能力アップ大事典」から、2018年8月5日 の記事を移行しました。

考えることは、重労働です。

たくさんカロリーを使います。
脳のエネルギー消費は
体全体のエネルギー消費量の約20%といわれています。

しかも、脂肪のように溜めこむことができないので
常にブドウ糖を取り続けていないといけません。

だから頭を使う作業をしたとき、チョコレートなど甘いものを食べたくなりますね。

炭水化物ダイエットをした人の話では
頭が働かずボ~ッとすると言っているようです。


カウンセリングで、うつ傾向のある人を対応していると
ブラックコーヒーしか注文しなかったり、間食をまったくしない人が多いです。

体のエネルギー源は、三大栄養素であるタンパク質、脂質、炭水化物ですが、

脳のエネルギー源はブドウ糖しかありません。

脳を維持するためには、ビタミンやタンパク質なども必要ですが
脳の機能が働くためのエネルギー源は、ブドウ糖だけです。

思考の柔軟さストレス耐性に影響してきます。

私はどんなに忙しい朝でも、牛乳にインスタントコーヒーと砂糖をたっぷり入れたものを飲みます。

新しい仕事を覚えようとしたり
理論的に考えたり
かすかな記憶を思い出そうとしたり
集中したり

すると、とても頭が重くなる感じで疲れますね。


一方、子供は経験が少ないので、感覚をたよりに生きています。

たくさん行動して経験するとパターンが作られます。
そのパターンを基に、論理的思考をします。

だから考えるためには、基になる経験が必要です。
でもすべて自分で経験するのは不可能ですよね。だから他者の経験でも代用できます。

パターンが多くなると複雑な思考ができます。プロ棋士がそうですね。

【考えること】は、筋肉と同じです。

疲れるし、たくさんカロリー使うし、鍛えないと向上しないので
筋トレと同じ性質です。

だから
【考えること】は、重労働なのです。

ラクをしてると
思考力は向上しません。

皆さんも、砂糖をいっぱい摂って、たくさん考えてください!