第32話「強行突破作戦」

あらすじはガンダム公式Webをご覧ください。http://www.gundam.jp/story/index.html

この回のポイント

  • 一発屋ザクレロの登場
  • ホワイトベースとドレン率いるキャメル艦隊戦

この回の好きなところ

■セイラの様子がおかしいとブライトが「少し休め。命令だ」と休憩をうながしました。今の私たちの働き方も休むことが大切ですが、休めない社員には上司から休むよう命令する必要があります。会社組織では原則、会社命令、上司命令は聞かないといけません。だから組織は回っていますので命令違反は会社の利益を損なう恐れがあります。ただし・・・命令の仕方や内容が間違っていたら部下は反発することになります。

■デミトリーのザクレロがシャアに無断で出撃したことに対して、マリガン中尉に注意しているシーン(ダジャレではありません)シャア「わかった。お前達がトクワンを慕う気持ちはわかるが、気がすんだらデミトリーにはすぐ戻らせろ」「ただし、今後同じ事をしたら軍法会議ものだぞ、中尉」はじめは怒りもこもった言葉で𠮟責していたが、後半このように部下を信頼した注意の言葉が参考になります。

■ザクレロと対戦するためアムロはガンダム+GファイターBパーツという形で出撃しました。Gアーマーではガンダムが仰向きでドッキングされますが、ガンダムをうつぶせでBパーツとドッキングし、高速戦闘を可能にした発想はスゴイです。しかし、小回りが利かなかったり、Aパーツが余って遊ばせてしまう難点があります。デミトリーからは「出来損ない」と言われてしまいました。「あなたのザクレロも開発中止された出来損ないでしょ」と言いたくなりますが・・・。この形態は今回限りの登場でした。

ザクレロの爆発シーンで初めて円形の光で爆発した画が見られます。言葉での説明が難しいですが、この円形の爆発によって宇宙の新しい雰囲気が伝わっていると感じます。その後のドレン率いるキャメル艦隊戦、ドムとの戦いにはこの円形タイプの爆発が多用されています。

■アムロのガンダムが遅れて出撃して、まずスワメルのムサイを攻撃しました。その後のガンダムとアムロが映るシーンが、BGMと共に今までとは違った落ち着きや自信が感じられます。まさにヒーローは遅れてやってくる法則(神話の法則)ですね。ドムと対決中にムサイのブリッジがガンダムによって破壊され、ドレンは宇宙へ放り出され戦死してしまいます。

■ドレンの艦隊が全滅しシャアが「木馬のコースは?」とジオン兵に質問したが、ホワイトベースのブリッジでのブライトの会話に切り替え、行き先がサイド6であることを視聴者に伝える。

■航路予定になかったサイド6に向かうことになったホワイトベース。そこに婚約者カムランがいることを知っているミライの言動に注目するとヒューマンドラマを感じられます。それを気にするブライト。

この回の名言

シャア「アルテイシア、私はザビ家を許せないのだ。私の邪魔をしないでくれ」

セイラの夢に出てきたセリフ。初めて観る視聴者にとっては少しずつシャアとセイラとザビ家・ジオン軍の関係がわかってくるところ。

ドレン「そんなはずはない、ガンダムはいるはずだ。どこなんだ?」

ドレンの顔アップの色合いが変わる画とともに発せられた言葉。シャアが到着する前にガンダムとホワイトベースを仕留めなければと意気込むが、内心ガンダムの怖さが表れたシーンです。

この回の登場人物

アムロ・レイ

フラウ・ボゥ

ブライト・ノア

カイ・シデン

ハヤト・コバヤシ

ミライ・ヤシマ

セイラ・マス

マーカー・クラン
オスカ・ダブリン

カツ、レツ、キッカ

オムル・ハング

スレッガー・ロウ中尉


シャア・アズナブル大佐

デミトリー(戦死)

マリガン中尉

ドレン大尉(大尉となって久々の登場、だが戦死)

この回の登場モビルスーツ他

ガンダム

ガンダム+GファイターBパーツ(今回限りの登場)

Gファイター

ガンキャノン

ガンタンク

ホワイトベース


ザクレロ(一発屋MA)

ザンジバル

ムサイ(キャメル艦隊、キャメル、スワメル、トクメル)

リックドム


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