あらすじはガンダム公式Webをご覧ください。http://www.gundam.jp/story/index.html
この回のポイント
- ハモン達が身を捨ててでも攻撃してくる緊迫感
- リュウの死
この回の好きなところ
■ハモンが戦いに出る前、部下を目の前に説明しているところで回想シーンとしてランバ・ラルへの思いを語っている。このようなシーンを間に挟むことで、より印象的になっています。
■リュウが体を痛めながらもブリッジに上がってブライトにアムロのことで進言します。ブライトがアムロが自分でわかるのを待つ訳か。言い逃れに聞こえるが」というがリュウは「野生の虎でも檻に入れておけば自分の立場がわかってくる」「ブライトはアムロとゆっくり話し合った事ないんだろ?それじゃあ虎はおとなしくにはならん。」と。まさに世の中の上司と部下は対話がなく、お互いの思いがすれ違いながら仕事が上手く進んでいないといえます。
■「錐(きり)の戦法」ラル隊がホワイトベースに仕掛けた戦法。タチ中尉「昔から伝えられております最高の突撃攻撃法であります。第一波の攻撃を敵の最も弱いと思われる所に掛けます。ほかには一切目を向けずただ一点を抜く。我々の生還は不確実でありますが、間違いなく木馬を撃破する事ができます」
■ガンダムの空中換装。ホワイトベースから上半身と下半身を飛ばして、飛んでいるコアファイターとドッキングしますが、「そんなことできるの!?」といかにもアニメだからできる設定です。
■カーゴがホワイトベースに突っ込んでくるクライマックスシーン。BGMとともに緊迫感が何とも言えません。ザクが後ろからガンダムに襲いかかる。そのザクを投げ飛ばして上からくるマゼラトップもろとも破壊する。しかし、ハモンのマゼラトップがガンダムの真後ろから撃っていく。盾、バーニアと順にガンダムを撃っていったところで、横からコアファイターがスローモーションで突っ込んでくる。
■最後、ホワイトベースの乗組員達がリュウを悲しんでいる、ジョブジョンやハヤトが思い出しているシーンで、なぜリュウがコアファイターで出撃したのかがわかります。単に時系列で進むより、こういう演出をすることでさらに趣深くなります。
■アムロが最後「それしかないんですよーっ!」と叫びます。古谷徹さんの渾身の叫びが伝わってきます。
この回の名言
ブライト「ぼやくなハヤト。前線では何が起きるかわからんのだ。知恵と工夫で切りぬけてくれ」
ホワイトベースの修理中ハヤトが「部品も底をついてきた。武器も乏しいし、どっかで補給を考えませんとね」と言ったことに対してのブライトのセリフ。こんなこと上司に言われたのではどうしようもないですが、確かに実際の会社なら「知恵と工夫で」切り抜ける必要があります。それが思いがけない商品やサービスにつながります。
アムロ「アムロ、行きまーす!」
有名なセリフですが実は今回が初めて。今までは「行きまーす」とだけ言っていたが、今回は「アムロ、行きまーす!」というセリフでした。しかも! ガンダムでの出撃ではなく、コアファイターの出撃でのセリフです。他にも「アムロ、ガンダム、行きまーす」や「ガンダム、行きまーす」など類似したセリフがありますが、「アムロ、行きまーす!」の印象が強いですね。
ハモン「ほんと、好きだったよ、坊や・・・」
ガンダムを最後に撃とうとするときのセリフ。街のレストランで会った時、アムロを贔屓にしたぐらいのハモン。でもランバ・ラルの仇撃ちとしてアムロに死んでもらわなければならない、そんな思いがこもったセリフです。しかし、直後リュウのコアファイターが突っ込んで戦死してしまいます。
この回の登場人物
アムロ・レイ
フラウ・ボゥ
ブライト・ノア
リュウ・ホセイ(戦死)
カイ・シデン
ハヤト・コバヤシ
ミライ・ヤシマ
セイラ・マス
オスカ・ダブリン
マーカー・クラン
カツ、レツ、キッカ
ジョブ・ジョン
オムル
クラウレ・ハモン(戦死)
タチ中尉(戦死)
ゼイガン
トルガン、ミサキ、イリューシン
この回の登場モビルスーツ他
ガンダム
コアファイター
ガンキャノン
ガンタンク
ホワイトベース
ザク
マゼラトップ
サムソン
ギャロップのカーゴ