あらすじはガンダム公式Webをご覧ください。http://www.gundam.jp/story/index.html
この回のポイント
- 民間人であるアムロ達が戦闘に加わっていく
- シャア専用ザク
- シャアとセイラさんの最初の出会い
この回の好きなところ
■シャアとドズルの通信回線での会話で、シャアが補給を要求するシーン。ザクを3機要求したところ「ザクを3機もなくしたのか!」とドズルに言われています。ドンパチ戦争するアニメだと3機ぐらい・・・と思いがちですが、まだまだ貴重なモビルスーツ。3機なくすことで相当な損害と戦力ダウンになるといえます。まだ物語序盤の話。これが徐々にモビルスーツを大量生産し、本格的な戦争に突入していくことになります。
■アムロがブライトと初めて会話するシーン。「その声は、さっき無線で僕にガンダム関係の部品を運べって命令した人ですね?」と強い口調で質問するアムロ。この言葉でアムロは我が強い性格だとわかります。勝手にガンダムに乗ったにも関わらず。。。
■シャアとセイラさんの最初の出会い。まずセイラさんがジオン兵を見つけて威嚇しますが、ヘルメットを外したシャアを見て兄に似ていると気づきます。一方シャアも妹に似ていると気づくが、「アルテイシアにしては強すぎる」として信じなかった。お互い確証が得られないまま別れることになります。このシーンが、最終回まで続くお互い敵同士の関係である兄シャア妹セイラの位置づけに、ヒューマンドラマの深みが表れています。
■細かいことだけど・・・シャアがサイド7から逃げ出すとき、ブライトがシャアに向かって銃で撃ちます。他の人が散々撃っても当たらなかったが、ブライトが撃った弾がシャアの双眼鏡を射止めました。一般兵が撃って当たったのではなく、ブライトが撃って当たったことに何か意味があると勝手に思ってしまいました。
■サイド7を脱出したシャアが、ムサイから射出され高速で向かってくるザクにどうやって乗ったんだろうという疑問。
■オスカが通常の三倍のスピードで接近するザクを報告し、パオロ艦長によって「赤い彗星のシャア」という事が分かる。その恐ろしさに「逃げろ」と指示するぐらい。そして迫りくる赤ザクのシーン。シャアが何者かがわかる重要なポイントですね。
■最後の場面。ブライトがホワイトベースに戻ったアムロに対して厳しく注意するシーンです。上司としては注意しなければならないが(まだ上司と部下との関係ではないが)、まだ我が強くプライドが高いアムロだということが子供っぽいセリフからわかります。
この回の名言
シャア「戦いとは、いつも二手三手先を考えて行うものだ。スレンダーは脱出した。ということは逆もまた可能ではないのかな?」
補給を待つはずであるが、先手を取って突撃隊員を3名招集を命じたシャア。並みの戦略家以上の策を講じて、あの若さで少佐に昇格したことがわかります。
セイラ「それでも男ですか、軟弱者!」
セイラさんの名セリフ。自分だけ逃げようとしてきたカイに対して、ビンタするセイラさん。仕方なくカイはリュウと一緒にケガ人を救助します。そのときのリュウがチラッとセイラさんを見るシーンに「なかなかやるな」という思いがみえます。
シャア「慌てるな、下手に動くとかえって当たる。人間みたいな小さな目標にそうそう当たるもんじゃない。」
サイド7から脱出したシャアとジオン兵達。そのシャア達に向かってビームライフルで撃つアムロ。そのときのシャアのセリフ。当たるかもしれないけど、部下を落ち着かせる堂々とした指示です。
オスカ「一機のザクは通常の三倍のスピードで接近します」
「通常の三倍のスピード」で接近するシャアのザクのことですが、このセリフを言ったのはオスカ。この一言が有名になるとはオスカも思わなかったでしょう!
シャア「見せてもらおうか。連邦軍のモビルスーツの性能とやらを。」
初めて目にする連邦軍のモビルスーツを前にして、自信ありげな中にも冷静な視点をもっているセリフだといえます。
シャア「か、火力が、ち、違いすぎる」
ガンダムとシャア専用ザク、ザクとの戦い。その前に、ガンダムの運動性能や装甲の厚さに気づいたが、ザクをビームライフルで一撃で仕留めたことに驚くシャア。戦艦並みのビーム砲を持っていることに対して言ったセリフです。シャアが初めてプライドを傷つけられたモビルスーツとして後に第26話「復活のシャア」でわかることになります。
この回の登場人物
アムロ・レイ
フラウ・ボゥ
リュウ・ホセイ
セイラ・マス
ミライ・ヤシマ
カイ・シデン
ハヤト・コバヤシ
ブライト・ノア
カツ、レツ、キッカ
パオロ・カシアス艦長
マーカー・クラン
オスカ・ダブリン
シャア・アズナブル少佐
ドズル・ザビ中将
ドレン少尉
スレンダー軍曹(戦死)
この回の登場モビルスーツ他
ガンダム
コアファイター
ホワイトベース
シャア専用ザク
ザク
シャア専用ムサイ
サイド7