第1話「ガンダム大地に立つ!!」

あらすじはガンダム公式Webをご覧ください。http://www.gundam.jp/story/index.html

この回のポイント

  • 何と言ってもガンダムが始動するシーン
  • ガンダムの世界観の一つ「宇宙」を感じる

この回の好きなところ

■冒頭、ザクが登場しサイド7に侵入するシーン。設置されていた工具がザクに当たり壊れ、宇宙空間に飛び出していく様子です。宇宙の無重力を表現し描かれています。ストーリー進行からいってそのシーンは不要なのですが、このようなシーンがガンダムの趣き深さを表しているのが魅力的です。

■最初に言葉を発するのがジオン軍兵士デニム。「スレンダー、お前はここに残れ」。それまでBGMもセリフもなく効果音だけで、宇宙の静けさを感じながら、視聴者は「何だろう」という疑問を持ち見入ることになります。

■CMにいく直前でアムロがガンダムの極秘資料を手に入れます。そもそもこの極秘資料を手に入れなかったらアムロはガンダムに乗り込まなかったはず。いやガンダムを見つけて乗り込んだとしても操縦マニュアルがないので、ザクにやられていたかもしれません。とても重要なシーンです。

■ザクの攻撃によってフラウ・ボゥが両親を亡くしてしまいます。戦争の悲惨さを第1話から描いており、以後ガンダムでは容赦なく人が死んでいくアニメになります。

この回の名言

アムロ「こいつ・・・動くぞ」

とても有名な名言です。ガンダムを見つけてコックピットに乗り込もうとするシーン。「等身大動くガンダム」にもつながる重要なセリフですね。動きそうな物、家電、機器を見つけたら「こいつ・・・動くぞ」を使いましょう。

アムロ「クッ、た、立ってくれ!!・・・立てよ!」

ガンダムに乗り込んだアムロ。ザクに見つかり焦って動かそうとするシーンです。ここが今までのロボットアニメとは違うところ。今までのロボットアニメなら乗り込んですぐにロボットが立つでしょう。でもガンダムは民間人のアムロが乗り込んでまだうまく操縦できないことや、重力があってロボットが立つことすら難しいリアルさを表しているシーンです。

ジーン「へっ、怯えていやがるぜ、このモビルスーツ」

ザクに搭乗しているジオン軍兵士ジーンのセリフ。官の指示を無視して攻撃しだした新兵の勢いある意気込みまではよかったが、敵(ガンダム)が動き出したことに怯えているのが自分自身だということが、言葉や抑揚、ヘルメットから見える汗でよくわかります。こうした細かな表現が好きです。

シャア「認めたくないものだな。自分自身の、若さゆえの過ちというものを」

シャア自身が若くして少佐になったゆえ、部下を統率できなかったことを認めたくない思いが表れているセリフです。これ以前に、サイド7に侵入した兵からの暗号を受け取る前のシーンで、「私もよくよく運のない男だな、作戦が終わっての帰り道であんな獲物に出会うなどとは」
「フフ、むこうの運が良かったのかな?」と言っています。元々自信満々な性格なのでしょう。タレントでいったらGACKTさんやローランドさんを思い浮かぶようなセリフです。そんな性格があってのこのセリフでしょう。

この回の登場人物

アムロ・レイ

フラウ・ボゥ

ハヤト・コバヤシ

ブライト・ノア

テム・レイ(行方不明になる)

パオロ・カシアス艦長


シャア・アズナブル

ドレン

デニム曹長(戦死)

ジーン伍長(戦死)

スレンダー軍曹

この回の登場モビルスーツ他

ガンダム

ガンキャノン(部品)

ガンタンク(部品)

ホワイトベース


ザク

シャア専用ムサイ


サイド7


全話感想トップに戻る 次話へ