第33話「コンスコン強襲」

あらすじはガンダム公式Webをご覧ください。http://www.gundam.jp/story/index.html

この回のポイント

  • ニュータイプ専用MAブラウ・ブロ
  • 中立コロニーサイド6
  • ミライとカムランの関係と、ブライトの様子
  • アムロの父、テム・レイ

ストーリー上とても重要な内容があったりと、盛りだくさんの回です。

この回の好きなところ

■ニュータイプ専用MAブラウ・ブロの初登場。初めて見た時は「なんちゅう形だ!」とビックリしたものですが、その後、ニュータイプ・シャリアブル搭乗でガンダムを苦しめました。

■ブラウ・ブロを撃退したガンダムとGファイター。セイラが「ホワイトベースへ戻りましょう」と言ったときの画が、ガンダムを乗せるGファイターから一瞬コアファイターとドッキングしているGスカイイージーの画になっています。多分使い回しだと思いますが、ファーストガンダムってそういったツッコミどころがあるのも面白いです。

■ホワイトベースがサイド6に入港中、カムランが婚約者であるミライを見つけました。そ前回第32話「強行突破作戦」の最後でサイド6に向かうことになったミライが気にしていたのがカムランのこと。まさかブリッジで会うとは思わなかったので一瞬知らないふりをしましたね。ですが明らかにカムランであることを認識して挨拶することに。ブライトが入港中だということで注意しましたが、ミライのほうを再度チラ見してたので気になったのでしょう。こういうヒューマンドラマが面白いです。

■シャアとコンスコンとのやり取り後。コンスコンは、シャアがなぜマスクをしているかを部下に質問したところ、「ひどい火傷とかで。美男子だとの噂もあります」と。この火傷(やけど)の件が最終回に出てきます。コンスコンは「いつか奴の化けの皮を剥いで見せる」と強気なことを言いますが・・・。

■アムロがサイド6に入って父テム・レイを見つけたシーン。このサイド6のシーンは、アニメとはいえかなり「絵」的な感じで描かれています。人、自動車、道路、自然。宇宙世紀とはいえ、ガソリンエンジン車が走っていて大気汚染は大丈夫だろうかとつい心配してしまう。1979年当時では電気自動車の発想はなかったかと思ってしまいます。

■テム・レイが回路を渡したが、アムロは父テム・レイが酸素欠乏症になっていることを知る。酸素欠乏症はかなり危険な症状ですが、サイド6の酸素濃度が低かったら大変な問題です。第1話で宇宙空間に放り出されて?行方不明になってから酸素欠乏症になったのでしょう。そんな人を連邦軍は雇う訳にはいけません。ただ機密情報漏洩を怖れがあるのに拘束しなかったのは症状が酷いためか、色々考えてしまいます。

■その回路を受け取ったアムロ。帰り際、無残な父の姿を見て涙ながらに地面に投げつけて悲しみを表しました。

■コンスコン隊のリックドムとの戦い。BGM「迎撃の戦士たち」が流れてアムロ達は次々とリックドムをやっつけていきます。この頃からかホワイトベース隊のチームワークが出来てきた感がします。リックドム12機が3分も経たずにか?とコンスコンが驚きを見せました。以下名言もご参照ください。

■ミライとカムランの最後のシーン。カムランがミライに色々訴えているが、常に「父が・・・」と言いながら自分がミライにできることを伝えておらず、ミライも悲しみを感じている様子。それでは女性の心は動きませんね。カムランの一方的な愛情表現だということがわかります。最後ミライが離れていくシーンで、お互いとても悲しい様子が分かりますね。

この回の名言

スレッガー「なんせミライ少尉はホワイトベースのおふくろさんなんだからな」

ミライとカムランが話し合っていたとき、スレッガーが入ってきて眼鏡を外してげんこつで軽く殴りました。「だとさ、ヤサオトコ(優男)さん。ほーら、眼鏡行ったぜ」の後のセリフですが、今どき優男という言葉を聞くのもスレッガーぐらいで。確かに「ホワイトベースのおふくろさん」は良い表現です。その場を救われたミライはスレッガーに恋することに。

シャア「パラロムズシャア」

シャアがマリガン中尉に「キシリア少将に暗号電文を打て」と命令した言葉。その場では意味が分からなかったが、後々ニュータイプ・ララァのことを指していたということが分かります。

コンスコン「ぜ、全滅?12機のリック・ドムが全滅?3分もたたずにか?…」

その後も「き、傷ついた戦艦一隻にリック・ドムが12機も?ば、化け物か」と言いました。ザンジバルが到着したとき「…シャアめ、わ、笑いに来たのか」と。いかに自信をもっていたところから、プライドを傷つけられたかのコンスコンの感情がみえます。

この回の登場人物

アムロ・レイ

フラウ・ボゥ

ブライト・ノア

カイ・シデン

ハヤト・コバヤシ

ミライ・ヤシマ

セイラ・マス

マーカー・クラン
オスカ・ダブリン

カツ、レツ、キッカ

スレッガー・ロウ中尉

タムラ コック長

テム・レイ


シャア・アズナブル大佐

マリガン中尉

ドズル・ザビ中将

コンスコン少将(初登場)

シムス・アル・バハロフ中尉

カヤハワ(リックドムのパイロット)


カムラン・ブルーム検察官

ペルガミノ(浮きドック所有者、声は永井一郎さんですね)

この回の登場モビルスーツ他

ガンダム

Gファイター Gアーマー

ガンキャノン

ガンタンク

ホワイトベース


ブラウ・ブロ(初登場、ニュータイプ専用MA)

ザンジバル

リックドム

チベ(初登場)

ムサイ


ソロモン

サイド6

ペルガミノの浮きドック

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