第41話「光る宇宙」

あらすじはガンダム公式Webをご覧ください。http://www.gundam.jp/story/index.html

この回のポイント

佳境に入ってきました。
ニュータイプ同士の戦闘、ニュータイプとは?重要な回です。

  • ニュータイプ
  • アムロとララァの会話、アムロ、セイラ、シャア、ララァの戦闘シーン
  • ソーラ・レイシステム

この回の好きなところ

■シャアとキシリアの会話。シャアとキシリアの関係、キシリアはシャアの打倒ザビ家のことを知っていた、ニュータイプ・ララァのことを先読みする能力など重要な情報が語られています。

■ホワイトベースのブリッジで乗組員達がニュータイプについて会話しています。よく知っているセイラが説明していたのでしょう。ミライがエルメスのことを「とんがり帽子」と呼んでいました。検索したら、川田正子さんの「とんがり帽子」(1947)という曲がたくさん出てきました。本当に帽子に例えたのか、曲の「とんがり帽子」を何か意味を込めたかはわかりませんが、こうした違う言い方をするのもファーストガンダムの特徴です。ホワイトベース→木馬、ガンペリー→中割れ
話が終わり乗組員が出ていったあと、ブライトがミライのほうを気にします。シーンはそれで終わっていますが、ミライにもニュータイプの能力があるかもと気づいた様子だったかもしれません。

■エルメスのビット。遠隔操作で攻撃する発想がよく出たと思います。

■ララァから「ノーマルスーツを着けて出撃なさってください」と言われ「うん。ララァがそう言うのならな」とシャアが答えたのですが実際はノーマルスーツは着けず出撃しました。ララァを心配させたくないので嘘をついてまで言ったセリフでしょう。

アムロとララァ、ニュータイプ同士の会話。この回どころか本作、いやガンダムシリーズでも重要なシーンです。離れていてもコミュニケーションできる能力があることがわかります。アムロとララァが近づきすぎるのを、ニュータイプの素質があるシャア、ミライ、セイラが気づきます。背景とBGMの演出がとても印象的でニュータイプの世界観を表現しています。そこにシャアとセイラが入ってきますが、シャアがGファイターを討ちそうになったときララァが気づいて止めました。ニュータイプの能力です。その直後、ガンダムからゲルググの右腕を斬られ、そのままだったらガンダムに直撃でやられるところをララァが身を捨ててシャアを守りました。

■ララァを討ってしまってあれだけ泣いていたアムロですが、ホワイトベースに帰還後ほかのパイロットと休憩していて意外とケロッとしているのが面白い。

■デギン公王がレビル将軍に和平交渉をしに近づいていたとき、着々とソーラ・レイの準備がされているシーンがあります。BGMなしで進んでいるので、嵐の前の静けさを感じられます。この回のタイトルを「光る宇宙」にしているのもカッコイイ。

この回の名言

ララァ「私は救ってくれた人の為に戦っているわ」

その後の「それは人の生きる為の真理よ」も。この辺のアムロとララァの会話はすべて名言ですね。

アムロ「あれは憎しみの光だ」

ソーラ・レイが発射直後アムロが気づいたかのように言ったセリフ。「だ、駄目だ、前へ進んじゃ駄目だ。光と人の渦がと、溶けていく。あ、あれは憎しみの光だ」

この回の登場人物

アムロ・レイ

フラウ・ボゥ

ブライト・ノア

カイ・シデン

ハヤト・コバヤシ

ミライ・ヤシマ

セイラ・マス

マーカー・クラン
オスカ・ダブリン

ジョブ・ジョン

カツ、レツ、キッカ

レビル将軍


シャア・アズナブル大佐

マリガン中尉(戦死)

ララァ・スン少尉(戦死)

デギン・ザビ公王

ギレン・ザビ総帥

キシリア少将

アサクラ大佐

この回の登場モビルスーツ他

ガンダム

ホワイトベース

マゼラン

サラミス

ジム

ボール


シャア専用ゲルググ

エルメス

ドム

ザンジバル

ムサイ

グワジン


ア・バオア・クー

第3号密閉型コロニー「マハル」


前話へ 全話感想トップに戻る 次話へ