第12話「ジオンの脅威」

あらすじはガンダム公式Webをご覧ください。http://www.gundam.jp/story/index.html

この回のポイント

  • ガルマ・ザビの国葬でのギレンの演説
  • ランバ・ラル登場、ザンジバル、新型モビルスーツ グフの登場
  • シャアのバーでのやり取り

この回の好きなところ

■冒頭、ガルマ・ザビの死を国葬としたシーンです。この回でいよいよ国対国の戦争であることがはっきりします。途中で登場するときも物々しいBGMとともに儀式が進んでいます。このときキシリアが将校を呼び出し何か指示をします。これがこの回の最後のシーンでシャアの行方を突き止めて自分の部下にするのだという事が分かります。

「雷」を知らないスペースノイド。ファーストガンダムではスペースノイドという言葉は出てきませんが、宇宙で生まれ育った人は地球の「雷」を知りません。ホワイトベースの乗組員やジオン兵でも知らない人がいた。連邦軍の新兵器だと間違う兵も。わざわざ雷を出して、地球の自然を知らない世代がいることを教えてくれます。

■アムロが新米の兵隊がよくかかる病気になります。リュウがアムロの部屋に迎えに行ったときのアムロの目が白目になって(黒目がない)腑抜けになっています。この演出もスゴイです。
ブライトはそんな状態のアムロでも出撃させます。リュウが「荒療治ってわけか」と。荒療治という言葉を聞くのもほとんどなく、このリュウのセリフぐらいです。

■この回のポイントのひとつ。ジオンの新型モビルスーツ「グフ」の初登場です。登場とともに流れるBGMが最高です。下記の名言もご参照ください。

■ザンジバルが戦線離脱するときザンジバルの巨大投光機で強烈な光を出します。その光で目くらましになった動けなくなるのですが、画面も一瞬真っ暗になって徐々に明るくなるアムロのシーンは、視聴者も目くらましにあった感覚をするシーンです。そのシーンにかぶせてギレンの演説がまず声が先に聞こえてきます。

エンディングのギレンの演説。「・・・国民よ立て!悲しみを怒りに変えて、立てよ国民!!ジオンは諸君らの力を欲しているのだ!ジーク・ジオン!」と国民を奮い立たせます。ブライトが「何を言うか!ザビ家の独裁をもくろむ男が何を言うのか!」とまさに独裁者の演説です。アムロはこれが敵だということを認識します。
オーケストラをBGMにジオン兵の「ジーク・ジオン!」と連呼する声を聞きながら、ホワイトベースが朝焼けに飛んでいく最後のシーンは、本格的に戦争が激化していく予感を感じさせます。

この回の名言

ランバ・ラル「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」

「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」超名言です。ガンダムとグフの対戦。ガンダムはバズーカをやられ、左手でパンチをしながらビームサーベルで討とうとしますが、避けられます。そのときのセリフです。そしてグフが蹴りを入れ、そのパワーにアムロは「うあっ!こ、こいつ、違うぞ。ザクなんかと装甲もパワーも」と驚きました。この戦闘は名シーンです。

シャア「坊やだからさ」

こちらも超名言! 「私の弟、諸君らが愛してくれたガルマ・ザビは死んだ!なぜだ?」というギレンのテレビ演説に対して言ったシャアのセリフ。バーでサングラスをしながら飲んでいるシーンですが、そのサングラスにギレンが映っている演出も粋です。マスターにもう一杯と注文した際、となりの客が「それは私に奢らせてもらおう、いいかね?」と。シャアが「親衛隊の者だな?・・・においだな。キシリアの手の者か?」気づきます。それに対し「ははは、さすがですな、少佐」という返し。大人なやり取りですね。
冒頭でキシリアが命じたシャアの行方を探させたシーンがこのこと。

ギレン「ジーク・ジオン!」

あまりに有名な名言。上記好きなところの解説をご参照ください。

この回の登場人物

アムロ・レイ

フラウ・ボゥ

ブライト・ノア

リュウ・ホセイ

カイ・シデン

ハヤト・コバヤシ

セイラ・マス

ミライ・ヤシマ

オスカ・ダブリン
マーカー・クラン

カツ、レツ、キッカ


シャア・アズナブル少佐(この回以降しばらく登場しません)

デギン・ザビ公王

ギレン・ザビ大将

ドズル・ザビ中将

キシリア・ザビ少将

ランバ・ラル大尉 初登場!

クラウレ・ハモン

クランプ中尉

アコース

コズン

この回の登場モビルスーツ他

ガンダム

ガンキャノン

ガンタンク

ホワイトベース


グフ 初登場!

ザク

ザンジバル(ちなみにクイーンのフレディ・マーキュリーの生まれであるザンジバル島です。そこから名をとったのでしょうか?)

コムサイ


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