弊社「能力アップ大事典」から、2015年8月12日 の記事を移行しました。

理論的な思考のメリットのひとつとして
ある程度「未来が予測できるようになる」ことです。
正確な情報を集めて理論立てて考えると
その予測が当たるようになります。
それは、過去、現在、未来に対していえることです。
一番気になるのは
未来のことを予測したいですよね。
予測といっても大げさなものではなく
皆さまも普段から未来のことを予測して行動しています。
●待ち合わせ時間に間に合うためには
何時何分発の電車に乗って
駅から歩いて10分だから
家を何分に出れば間に合うだろう
と考えるのは、論理的思考をして予測をしています。
(いかに日本の電車が正確に動いているか!)
公共交通機関が使える場所だから
渋滞や道に迷う、駐車場探しなどで
時間が読めない車を使うのはやめよう
と考えるのも論理的思考ですね。
●また、今月使えるお金が10万円あるとします。
今持っているパソコンでもとりあえず大丈夫だが
どうしても15万円するパソコンが欲しい。
- 5万円足りないので来月の給料まで待って買う
・・・今の欲求を抑える必要があるが、支払いは余裕 - 我慢できず借金して買う
でも来月返済が苦しい
・・・苦しい感情が予測できます
嗜好品の場合なら1でもよいでしょう。
自分の価値観で考えた結果で結構です。
これぐらい簡単な思考でも理論的思考です。
このとき、来月の給料額や借金額、返済日などが
理論的思考に必要な情報になるわけです。
今の欲求を抑えるとか、借金を返す苦しさとかは、感情になります。
感情も決断する材料となります。
情報を集めれば、感情も含めて予測できます。
簡単なケースでも
理論的思考を使っていますので、
そんなにお堅く考えなくてもよいですね。
普段当たり前と思っていることでも
わざわざ分析して考えると
意外とちゃんと考えて行動してるものです♪
論理的思考ができれば、同じことを再現する「再現性」がアップします。
それが理論的ではなく
本人の考え方のクセが出てくると見直す必要があります。