心理カウンセリングとはなんでしょうか?
コーチングとは?
コンサルティングとは?
さらに、ティーチングやメンタリングなど近いものがありますので整理しておきます。
注)わかりやすくご理解いただくために整理したものです。必ずしも定義ではありません。
団体、事業者により扱う領域が違うことがあります。
イメージ図
相談業務で扱うクライアントの気分をイメージ図にしました。あくまでイメージです。
健康な人でも気分に波はあり、波がマイナスほど症状が重くなります。
心理カウンセリングとは?
心理学の手法を用いて、心理的な援助を行うことです。
気分、感情的なマイナスを軽くし、正常な状態に戻します。
主として情動面に働きかけ気づきを大切にします。
クライアントが自主的に問題解決することを支援します。
心理的嘔吐によりカタルシス(浄化)効果があります。
心理学的理論に基づいた予測性をもちます。
能力向上、スキル(技能)向上面も含まれることがあります。
心理カウンセリングに近い言葉として、サイコセラピー=心理療法、精神療法があります。厳密な心理カウンセリングとの境界や定義はありませんが、サイコセラピーはどちらかというと医療領域に近いといえるでしょう。
コーチングとは?
対話により行動変容を促し、問題解決、目標達成をめざします。
一般的には、やる気やモチベーションアップ、励ます、褒める、激励するといったイメージですが、カウンセリングと同じく、クライアントに寄り添いながら向上するものです。
能力向上、スキル(技能)向上面も含まれることがあります。
NLPはコーチングの基になっている心理学ですが、NLPは感覚を扱うことができます。
コンサルティングとは?
問題解決のための専門家による援助行為です。
専門的知識に基づく情報の提供をします。
手段は、対話によりクライアントが自主的に向上したり、直接問題の対象に働きかけたりもします。
≪例≫企業コンサルタントが直接職場を改善する
能力向上、スキル(技能)向上面も含まれることがあります。
ティーチングとは?
能力や才能を上げるために知識や方法を提供します。
専門的知識を提供し、主として知的な面に働きかけます。
座学だけでなく、能力向上、スキル(技能)面を教えることもティーチングです。
メンタリングとは?
対話による気づきと助言により、信念・価値観・感情に影響し、自律的な発達を促します。
クライアントの人格に影響を及ぼします。
職場でのメンター制度が少しずつ広まっていますが、職業能力を育てフォローするメンター制度とは意味合いが違います。
キャリアコンサルティング
キャリアコンサルティング・キャリアカウンセリングは、発達的視点に立って成長と適応という個人の積極的側面に強調点をおき、環境の中で効果的かつ自律的に機能できるように支援すること。
同じく対話により進める相談業務ですが、直接クライアントの気分やメンタルの悩み相談として看板を掲げていることは少ないです。
ですが、どんな人が来談するかは不明です。精神疾患の方や発達障害の方が来談することもありますので、間口が広い相談業務といえます。
よって相談員は、メンタルについての幅広い知識が必要となります。
キャリアコン実技試験対策練習や、資格取得後のスキルアップ講座は、弊社で開催しています。
いずれもクライアントに寄り添った対応をしますが、クライアントとの信頼関係により、自分の経験や価値観をアドバイスしたり、指示や励ますこともあります。