熱心な受験生の皆さま、有資格者の皆さまにご覧いただきありがとうございます。
ハートストリングスの田中孝憲と申します。

私は、国家資格キャリアコンサルタント試験の実技試験対策を行っています。
国家資格キャリアコンサルタント、国家資格公認心理師(登録申請中)、産業カウンセラー、NLPマスタープラクティショナーなど資格を保有し、相談業務の実務をしております。

国家資格以前の標準レベルキャリアコンサルタントCDA時代2013年から実技試験対策を行っています。受験生とのロープレ回数1000回以上対応受験生100名以上合格率95%以上を誇っています。本業の合間に対応し、おひとりの受験対策に十分時間をかけているため、少数の受験生への対応としています。

あらためて今までの試験対策ノウハウ実務経験を踏まえて、私の本音も含めてキャリアコンサルタントについてのQ&Aのページを作成しました。
どうぞご参考にしてください。試験対策は、キャリアコンサルティング協議会、JCDA両団体に対応しています。

受験生の方は、以下の実技試験対策のページもご覧くださいませ。試験時期に関わらず、いつでも練習対応しています。論述試験 解答例をプレゼント中です。

「ページトップへ」のボタンで冒頭に戻れます。

キャリアコンサルタント試験 受験生向け

Q:協議会とJCDAどちらを受験すればよいか迷っています

A:オフィシャルの答えとしては、「どちらでも構いません」。キャリアコンサルティング協議会とJCDAの違いは、論述試験と実技試験(ロープレ試験)にあります。
ですが個人的には、どちらにしようか迷っている段階であれば、キャリアコンサルティング協議会をおすすめします。毎回実技試験の合格率は変わりますが、JCDAより協議会のほうが受験者数が多く、その分試験対策している人の差やバラツキが大きくなるので、協議会のほうが合格率が低い場合があります。過去の合格率に惑わされることなく、受験機関を選びましょう。
論述試験はキャリアコンサルティング協議会のほうが簡単です。JCDAは独自の「経験代謝」という理論をすすめようとしているため、試験判定にはないですが論述試験の内容や、実技試験のロープレテーマでは「経験代謝」がうかがえるような内容になっているからです。「経験代謝」で進めようとすると、誘導するような質問の展開になってしまいます。だからキャリアコンサルティング協議会をおすすめします。もちろんJCDAでもしっかり試験対策をすれば合格できます。「経験代謝」は日本マンパワーの養成講座でのみ登場するので、そもそも試験では関係ありません。
私の意見としては、試験機関が2団体あるのはおかしいと思っています。

Q:養成講座受講中どんな勉強をすればよいですか?

A:まずは養成講座で与えられたテキスト、課題を確実にこなしてください。養成講座では実技練習が少なく不十分なので、早めの実技練習をおすすめします。弊社で行っている実技試験対策練習でスキルアップできます。学科試験と実技試験の両方あるので大変かと思いますが、早めに学科も実技も対策を始めましょう。実技試験対策練習はいつでも受付しております。

現状、すべての講師がキャリアコンサルティングの実務を経験しているわけでなないようです。(昔私が受けた講師も実務経験はないようでした)

養成講座では、受験生同士でLINEグループ等のSNSでつながることもあるでしょう。受講生同士のつながりは貴重な機会ですが、なれ合いにならず、お互い尊重しながら意見を言いましょう。アシスタントや受験経験の先輩方が様々な意見を言うようですが、間違った情報、根拠のない情報、軽率な意見に惑わされずあなた自身で決めてください。特に実技のフィードバックについて慣れている方は少ないようです。

Q:実技試験が何回も不合格で悔しいです

A:悔しいお気持ち、よくわかります。受験生に対応していて、実力が無くてもたまたま合格してしまう「運」の要素が大きすぎます。実力があっても正当に評価されず不合格となってしまう方もいらっしゃいます。運の要素をできるだけ少なくするため、スキルをできるだけ上げて乗り越えるしかないかと考えています。
私の受験生時代の経験は、無料でプレゼントしている「論述試験解答例」レポートでお話しています。

Q:先生の探し方について教えてください

ネットでは専門家の先生がたくさんいらっしゃるので探すのが大変かと思います。必ずしも検索上位に出てくるページが、良いとはかぎりません。専門家をネットで探す場合は、最低限本名、顔写真を公開して、責任もって活動している人がよいでしょう。ペンネームやアバターで活動している人は論外です。(必ずしも公開している人がスキルが高いわけではありませんが・・・)さらに料金を頂戴している場合は、本名、住所、電話番号は法律上記載が必須となりますので確認してみてください。
弊社の特定商取引法に基づく表記のページ
https://heartstrings-on.net/legal/

また、一般社団法人NPO法人という形を安易に信用しないことがポイントです。あなたが人を見る【眼力】を養って見抜いてみてください。

Q:学科試験はどう対策すればよいですか?

A:養成講座を受けた機関で、学科対策や模擬試験などありましたら試してみてください。あとは過去問を何回もひたすらこなしてテストの傾向をつかんでください。市販の過去問題集の解説を熟読し、「なぜこの正答なのか?それ以外の選択肢はなぜ×なのか?」自分で説明できるようになってください。学科試験の特徴は、●知識の習得、●問題文、選択肢を読み解く力、●時間感覚、●わからなくても解ける技術、などコツがあります。今後学科対策する機会がありましたら公開していきます。

Q:実技試験はどう対策すればよいですか?

A:受験生同士の勉強会は何を勉強したらよいかわからないものです。受験生からフィードバックをもらっても、何をどうすればよいかわからないものです。
実技試験対策は、弊社の対策練習をご活用ください。オンラインor対面練習で、日時調整型マンツーマンで対応しています。ロープレのフィードバック、口頭試問対策、傾聴練習ができます。

キャリアコンサルタント有資格者向け

Q:資格取得後どんな勉強をすればよいですか?

A:とても熱心で素敵だと思います。キャリアコンサルティングは幅が広いので関連する情報は多数目に入ってくるでしょう。興味のあるものを体験講座レベルなら手をつけてもよいと思います。少なくとも厚生労働省のキャリアコンサルタント関連情報や労働情報についてはチェックしたいところです。

ただし、目的を間違えないようにしてください。あなたは、何のためにキャリアコンサルタントを目指しましたか?目指したきっかけは何でもよいですし、目的は変わってもよいです。皆さまを惑わす情報がたくさん出回っております。セミナーに誘われたり、キャリコンのコミュニティや集まりに誘われたりします。是非、目的だけはブレず・忘れずにいてほしいと思います。
キャリコンも、その他の資格もしょせんは資格ビジネスに取り込まれてしまいます。「自己研鑽」という美辞麗句に惑わされて勉強ばかりに走ってしまい、あなたの大切な時間・お金・労力を使ってしまいます。勉強することが目的にならないように、あなたの本当にやりたいことを大切にしてください。
キャリアコンサルティング技能士1級、2級といえど、傾聴スキルや対話スキルがあるわけではなく、あくまでキャリアコンサルティングの知識を持っている資格といえます。(キャリアコンサルティング技能士は、国家資格ではありません)

Q:どこか組織に属したほうがよいですか?

キャリアコンサルタントに関する団体や組織は多数あります。キャリコンのコミュニティや集まりに誘われたりするでしょう。ですが、多数所属するだけその分、年会費を払うだけでも高額になり年会費貧乏になってしまいます。活動のため夜間、土日祝など自分の時間を使うでしょう。ですので、無理して組織に入る必要はないと思います。あなたの時間を大切にしてください。私は国家資格以前は、JCDAに所属していましたが退会しました。
一応、キャリアコンサルタントを取りまとめている団体にACCN(オールキャリアコンサルタントネットワーク)がありますが、有効で活発な活動かどうかはわかりません。

キャリアコンサルタント登録センターは、キャリコン登録時や更新時に必要になるので、皆さま登録済みかと思います。月1回ペースで情報情報メールが配信されます。

Q:キャリア理論は何を勉強すればよいですか?

A:勉強熱心でとても素敵なことと思います。私はキャリアの理論は後付けの理論が多いと考えています。実践的に活用できるものはスーパー、ホランドぐらいと思っています。情報を使いこなせないほど無理に手を広げて学ぶ必要はないと考えています。ご興味があって時間の余裕があれば勉強してよいと思います。

Q:先生の探し方について教えてください

A:上記受験生向けのQ&Aと重複しますがお話いたします。ネットでは専門家の先生がたくさんいらっしゃるので探すのが大変かと思います。必ずしも検索上位に出てくるページが、良いとはかぎりません。専門家をネットで探す場合は、最低限本名、顔写真を公開して、責任もって活動している人がよいでしょう。ペンネームやアバターで活動している人は論外です。(必ずしも公開している人がスキルが高いわけではありませんが・・・)さらに料金を頂戴している場合は、本名、住所、電話番号は法律上記載が必須となりますので確認してみてください。
弊社の特定商取引法に基づく表記のページ
https://heartstrings-on.net/legal/

また、一般社団法人NPO法人という形を安易に信用しないことがポイントです。

カウンセラー系の資格ほどいい加減な資格はないと思っています。国家資格キャリコンはもちろん技能士1級、2級も含めてお見かけしてきた技能士の方でコミュニケーション能力が低い、傾聴できない方はたくさん見受けられました。資格というラベルに惑わされることなく、経歴や長さに惑わされることなく、あなたの【眼力】で見てください。

Q:更新講習はどんな講習がおすすめですか?

A:5年ごとに更新するために、更新講習を受ける必要があります。私が経験したことは、最後の1年で慌ててすべて受講したため、講座が混んでいることもあり、バタバタととても忙しく受講してしまいました。慌てず受講するなら1年に1講座ペース。多少分散するとしても、2年かけてすべて受講するぐらいがよいと思いました。

まず、厚生労働省の更新講習についてのページで要件を確認し、キャリアコンサルタント講習検索サイトで更新講習をご確認ください。知識講習と技能講習が検索できます。今ではオンラインで受講できるものが多数ありますので、ご都合の良いものをお選びください。

おすすめとしては、現実問題や社会問題をテーマとしている講習はとても役に立ちます。例えば、高齢者、有病者、女性の活躍、管理職、若年層、障害者、発達障害、外国人、メンタルヘルス、LGBT、労働市場、事例検討など。もちろん心理学やキャリアコンサルティングの専門知識でもよいでしょう。

私の場合、日本産業カウンセラー協会の会員になって、会員価格で少しお安く更新講習を受けています。産業カウンセラーと関係ない方でも、日本産業カウンセラー協会員になれますので、受講時期を見て会員になってよいと思います。

Q:キャリアコンサルタントで独立できますか?

A:キャリアコンサルタントでは、生計を立てるほどの独立はできません。そう謳っている書籍がたくさんありますのでご注意ください。

Q:活動するにあたって何か必要なものはありますか?

A:是非、自分専用のパソコンを持ってください。家族共用PCでもなく、スマホでもなく自分専用のPCです。資料をまとめる時はPCが必須ですし、調べ物をするときも小さいスマホ画面より、大きなPC画面のほうが俯瞰で見ることができます。今パソコンはスマホより安いですね。
他には、社会人としての常識や礼儀。メールのやり取りの常識。講座中はスマホの音&バイブを消す。キャリアコンサルタントの品位を欠くような言動は控えましょう。そして、キャリアコンサルタントの力は微々たるもの、ということを経験してみてください。

メールマナーは、返事をしないだけで信用を失います。ほんの少し手間をかけて返事をするだけで信頼を得られますので、以下の弊社記事をご参考にしてください。
「相手から10倍信頼されるメールマナー術」

Q:資格をどうやって活かせばよいですか?

A:2016年に国家資格としてできたキャリアコンサルタントの人数は増え続けています。(キャリアコンサルタント登録センターによると2022年8月末時点で62,315人)それだけ自分の競合が多数いるという事です。扱う分野が広いわりに具体的に絞れないのでボンヤリした資格ともいえます。
ハローワークや大学のキャリアセンターなど元々キャリアコンサルティングに近い職場の方であれば、そのまま資格を活かせるでしょう。

企業分野でのキャリコン需要は少ないです。現状、キャリアコンサルタントの求人が少ないということと、あっても給与はかなり低いです。メンタル相談もできない。経験や経歴がキャリアコンサルタントに近い分野が無い場合(例えば私なら機械設計エンジニアでした)、キャリアコンサルタントが活かせる職に就くことができるかは、非常に間口が狭いといえます。

現在企業にお勤め中で資格を取得した方も、すでにキャリコンの役割がある職場でしたら活かしてほしいですし、キャリコンの仕事が無い職場でしたらキャリアコンサルティングは人事戦略になるので、経営層まで説得する必要があります。

今後、本当にキャリア分野で仕事をしたければ、給与が安くてもコツコツ経験を積むことしかないと考えられます。


Q:心理学、メンタルヘルス分野の勉強をしたいです

A:心理学、心理相談、メンタルヘルスの分野となると、相当幅広くなります。心理学の学問を学んで実務・実生活で使いこなせるかどうかは別になります。こちらで具体的には紹介できませんが、弊社の提供している講座やセミナーがお役に立てましたら幸いです。

また、まぎらわしかったり、惑わすような情報もございます。例えば、一般社団法人メンタルヘルス協会 と 日本メンタルヘルス協会 は全く違う団体ですのでお気をつけください。 一般社団法人メンタルヘルス協会は、心理の専門家の先生が集まっている安全な団体です。 日本メンタルヘルス協会は、受講した方にお話を聞いたら、表面的な知識しか教わらないようです。

他に例えば、メンタルヘルス・マネジメント検定は昔からあり、ある程度認知されていますがあくまで検定試験です。実務で使えるかどうか、面談技術があるかどうかは、資格保有者にたずねてみてください。


他に知りたいこと、ご質問がありましたらお気軽にお問い合わせください。
以下のお問い合わせページよりお問い合わせいただけます。
受験生、有資格者どちらもOKです。
お問い合わせページへ

ツイッターをお持ちの方は、匿名で以下からも質問を受け付けています。
https://peing.net/ja/heartstrings_tw