コラム~精神の自由

ちょっと堅い内容ですがご参考までに。

精神科医で あり心理学者で もあるヴィクトール・E・フランクル
第2次大戦中ナチスドイツ下のアウ シュビッツ強制収容所に送られました。
辛くも生き残ったこの体験をもとに「夜と霧」(み すず書房)という本を著しました。

着るものも下着も眼鏡も取り上げられ、全身の体毛を剃られて食べ物もろくに与えられず
極限状態で労働を強いられてもなお精神の自由は 奪えないと記しています。
(働けない者、病弱な者の行く末は・・・という扱いでした)

与えられた環境でいかにふるまうかという人間としての 自由は奪えないと。

収容者は極めて厳しい環境でどうすることもできない無力感や劣等感でいっぱいだが
そんな中で自 分を見失わず自意識をしっかり持ったものが生き残ったという。

それだけ心の、精神の状態が重要になります。
同じように闘病に対しても心の状態が重要と言えるのではないでしょうか。


本書「ガン治療のこころがけ」は悲愴感ただよう内容ではありませんのでご安心してください。
決して闘病生活を強制収容所とは形容 していませんのでご注意ください。
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